腹筋ローラーを使ったエクササイズのやり方と効果
腹筋ローラーは簡単に使用でき、また手頃な値段で購入することのできる腹筋トレーニングに効果的なエクササイズアクセサリーです。
これはカーディオトレーニングの中で最新のテクニックで行えるエクササイズアイテムになります。最適なエクササイズプランを考え、さらにバランスの取れた食事、また正しい方法でエクササイズをすることによって期待にそった結果を得る事ができます。ここでは一般的な腹筋運動ではなく、腹筋ローラーを使ったエクササイズについて紹介していきたいと思います。
腹筋ローラーの実用性により、今ではジムで必要不可欠なトレーニングアクセサリーになりました。また一人で運動をしたい人が家で使うこともできます。ここまで聞くと、奇跡を起こす魔法のアイテム、のようなイメージがありますが、そうではありません。他のエクササイズと同様、ある程度の時間の投資と忍耐力を持ってエクササイズを行うことが重要です。
単なる車輪のついたアイテム?
腹筋ローラーは見た目とは違い、ただのシンプルな車輪のついたアイテムではありません。それには工事現場で使われている手押し車についているしっかりとした車輪がつけられています。
腹筋ローラーの中心にはハンドルがついています。このハンドルを持って腹筋ローラーを使いエクササイズを行います。使い方はとても簡単です。膝をついて座り、ローラーを前後に動かしていくだけです。しかしこのローラーを使うエクササイズは思った程簡単ではありません。
腹筋ローラーは全ての人が使いこなせるアクセサリーではありません。スポーツが好きで体型が抜群の人でもこの腹筋ローラーを必要としない場合もあります。
使いこなすにはある程度の腹筋の力と、車輪を扱う技術、また体をうまく動かす必要があります。これは腹筋ローラーを使い続けることによって徐々に慣れてくると思います。
どういう人が腹筋ローラーを使う力があり優れた身体的能力を持っているか知る目安は、その人の腹筋の厚さを見ることです。腹筋が厚く鍛えられている人はこのアクセサリーを問題なく使いこなす事ができると思います。
参照記事:初心者TRX:ベストエクササイズ
新しくこのローラーに挑戦しようとする人も、いくつかの種類のエクササイズに取り組む事ができます。様々な筋肉を使ったプランクで、「スーパーマン」という名で知られています。
体を伸ばす−腹筋ローラーを使った基本エクササイズ
あるインストラクターはこのエクササイズを、「ホイール」と呼びます。これは腹筋ローラーを使った基本エクササイズで、初心者もできるエクササイズです。結果を得るため、また危険を最小限に抑えるため、このエクササイズを行う時は細部に至るまで気をつけて行うようにして下さい。
膝をついて準備しますが、この時に膝の下には柔らかいクッションのようなものを置くと良いでしょう。膝に体重がかかり、痛むのを和らげます。そして腹筋ローラーのハンドルを両手で握り、前後に動かして体を伸ばしていきます。
最初の段階として、壁や柱の近くで行い、それらをブレーキとして使えるようにします。この他に注意することは、前に動く動きを終える時に手首を曲げること、また肘は常に伸ばした状態でいる事が大事です。
また戻ってくるときは腰を曲げ、最初の位置に戻ります。最初の目標はこの動きを3回、正しい姿勢で繰り返す事です。
この動きができない人や腰痛を持っている人は腹筋運動をまずはやるようにし、このローラーを使ってエクササイズできるまで体を調整するようにして下さい。
応用エクササイズ
基本の動きを10から12回繰り返し3セットできたら、次に少し難しいエクササイズに挑戦します。この次のステップでも正しい動きを忘れないようにしてください。
次は、ブレーキをして使っていた壁や柱よりさらに遠くへ体を前に持っていくようにします。これをブレーキを使わなくなくなるまで繰り返し練習していきます。腹筋が前に行く動きを止め、また後ろに体を戻す働きをします。
体を完全に伸ばすため、この動きは腹筋ローラーに慣れた上級者向けですが、始める位置を変えます。まず立ち上がり、肩幅に両足を広げ、膝を曲げます。そして腰も曲げ、膝を床につけずに基本の動きを同じように腹筋ローラーを前後に動かし、体も前と後ろに動かしていきます。
参照記事:ゴムバンド:効果的なエクササイズ
ゴムバンドを使って体を調整し、より簡単に元の位置に戻るようにすることもできます。また初心者は壁や柱をブレーキとして、前へ行く動きを調整するようにしてください。
幅広いエクササイズ
腹筋ローラーを正しく使うと、体の約20種類の筋肉が使われ鍛えられます。腹直筋が最も使われる筋肉で、腹筋、腰の筋肉、また斜筋も使います。また脊髄の中の筋肉も鍛えられ、同じく骨盤屈筋と伸筋も鍛えられます。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。