トレーニングをしているのに腹筋が引き締まらないのはなぜ?
美しく割れて引き締まった腹筋を目指してトレーニングを行なっている人が多くいますが、実際に理想の腹筋を手に入れられるのは一部の人だけのように感じるかもしれません。
なぜ腹筋トレーニングの効果が現れる人と現れない人がいるのか、そして何が起こっているのかを本記事でご紹介します。
腹筋を引き締めて割るのはなぜ難しいのか?
実は、腹筋のトレーニングの効果を妨げる生活習慣がいくつかあります。
どれだけ毎日トレーニングを頑張っていても、以下のような習慣や間違いがある場合は、効果が現れない可能性があります。
1. 脂肪のすべてを燃やしていない
どれだけ運動を頑張っていても、お腹周りにまだ脂肪がある場合は、なかなか腹筋が引き締まったり割れません。
腹筋は存在していても、お腹の脂肪に「覆われて」隠れている状態です。
腹部の脂肪を燃焼させるおすすめの方法は、ランニング、スピニング、ボクシングなどの有酸素運動です。
お腹周りの脂肪を正しく燃焼させれば、その下に隠れている6パックの腹筋が現れます。
2. 腹筋運動にばかり集中しすぎている
いくら腹筋を鍛えたいからといって、体の特定部分の筋肉にだけ焦点を絞ってトレーニングを行うのはおすすめできません。
どれだけ鍛えても、逆効果になっている場合もあります。
腹筋を鍛えたい時には、背筋のトレーニングが必要なように、体の他の筋肉グループも均等に鍛えていくことで、バランスよく筋肉を鍛え、徐々に腹筋が現れるでしょう。
腹筋を鍛えたいと思っている時でも、腹筋は体全体の筋力トレーニングの一部として行うことをおすすめします。
腹筋運動だけを行なっていては、効果がなかなか現れないでしょう。
3. 正しい食生活を送っていない
運動と食生活には密接な関係があります。
どれだけ運動を頑張っても、食生活が乱れていては腹筋が現れることはありません。
精製された砂糖を過剰に摂取していませんか?
精製された砂糖、小麦粉、そして加工食品などばかりを食べていると、お腹に脂肪が蓄積される原因となります。
またジャンクフードばかりの食生活でも同じです。
体が必要としている栄養素を適量補給することを目指してください。そしてその上で以下のアドバイスを参考にしてください。
- 少量の食事を5回以上行う
- 野菜や果物を食生活に取り入れる
- 水分補給を行う(1日2リットル以上)
- 豆類、ドライフルーツ、そして全粒穀物など体に良い食品を適量食べる
4. 十分な休息をとっていない
トレーニングで鍛えた筋肉を修復するためには、十分な休息が必要です。
私たちの筋肉は修復することで強くなります。
そのため、十分に筋肉を休ませない状態が続くと、結果が現れないだけでなく、怪我や疲労の原因となります。
筋力トレーニングを行うときは、毎日同じ場所を鍛えるのではなく、それぞれの場所をバランスよく鍛え、十分な休息を取ってください。
今日は脚を鍛えたから明日は腕、というように運動計画を立てることをおすすめします。
これは体重を減らすための有酸素運動でも同じです。
またウエイトを使った運動だけでなく、プランクやマウンテンクライマーなど、腹筋を鍛えながら他の効果を発揮する運動を取り入れるのが良いでしょう。
こちらもご参考に:休息の重要性について知っておこう
5. 同じ運動ばかりを行なっている
私たちの筋肉は、同じ運動ばかりをしていると特定の動きに慣れてしまい、期待する効果が得られなくなります。
例えば、腹筋を鍛えるときに、人気の「クランチ」運動ばかりをせず、サイドプランク、レッグレイズ、プランク、バイシクルクランチ、マウンテンクライマーなどの様々な運動を取り入れて多方面から効果的に腹筋に働きかけてください。
4〜6週間ごとに運動ルーチンを変更することをお勧めします。
体がある特定の運動に慣れてきた頃に変更すれば、筋肉がさらに「努力」をして引き締まります。
同様に、徐々に運動の強度と難易度を高めることが大切です。
負荷を重くしたり、プランクならば維持する時間を伸ばすなど、常に腹筋に新しい刺激を与えることが大切です。
こちらもお試しください:簡単にどこででもできる背中を鍛えるエクササイズ
6. 十分な水分補給を忘れている
腹筋を鍛えて効果を出したい場合には、水分補給が不可欠です。
1日2リットル以上の水分を必ず飲んでください。
喉が乾いてしまってはすでに体は脱水状態です。喉が乾く前に継続して適量の水分を補給してください。
十分な水分を補給しなければ、私たちの体は十分に機能しません。
腹筋を鍛えるのに、魔法のような方法や近道はありません。
大切なのは忍耐力と一貫性です。この二つが目標を達成するための最高のツールとなり私たちをサポートします。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。