フルーツジュースや野菜ジュースを飲むメリットとは?
野菜やフルーツは健康的な食生活を送るのに不可欠な食品です。そのため世界保健機関(WHO)は毎日最低400グラム摂取することを推奨しています。400グラムといえばフルーツまたは野菜5個分に相当しますが、もちろんそのまま食べても良いですし、フルーツジュースや野菜ジュースなどの飲み物として摂取してもOKです。
バランスの取れた食事の一環としてジュースを飲む場合、そのメリットは数多くあります。手軽に自然の恵みを受け取ることができ、続けるのも簡単です。また専門家は朝食にジュースを摂ることを強く勧めています。
フルーツ&野菜ジュースの特徴
ジュースの主なメリットの一つとして慢性疾患に対するリスクを下げることがあげられます。糖尿病、肥満、癌はこれらの疾患のほんの一例です。またジュースを飲むことで精神的にも健やかな気持ちになれます。
フルーツにはビタミンやミネラルが多く含まれています。また他にも含まれている抗酸化物質や生理活性化合物が、体のちょうどよいバランスを維持するのを促します。
専門家によると各々がフルーツや野菜の摂取量を増やすことにより毎年170万人の命が救われると推定しています。フルーツや野菜ジュースの開発と消費については、専門家、栄養士、そして公的機関の最大の課題の一つとなっているのです。
いろいろなメリット
ジュースを飲むことで鉄や葉酸を摂取することができ、体の機能を正常に維持するのに貢献します。また胎児の奇形を防ぐのにも役立ちます。
また筋肉の機能を維持し、骨の発達と強化をサポートし、体の免疫力を高めます。
さまざまな種類のジュースやスムージー、そしてシェイクなどがありますが、一度フルーツや野菜ジュースの「色」に注目してみてください。色はそれぞれが持つ栄養の特徴を示してくれるので、体にどういった効果があるかを知ることができます。
色からわかるジュースの効果
黄色、オレンジ色のグループ
この色は、メロン、オレンジ、パイナップル、桃、みかん、パパイヤ、レモンのグループになります。またアプリコット、グレープフルーツ、ビワ、ニンジン、カボチャ、トウモロコシ、ピーマンもここに分類されます。
この色のグループにはカロチノイド、フラボノイド、そしてビタミンCが含まれています。抗酸化、抗ウイルス、抗炎症、そして抗ヒスタミン作用があるので、免疫力を高め、体の酸化と戦ってくれます。
他にも乳がんの治癒を促し、神経系の機能を正常に働かせ、うつ病を克服して元気を取り戻すのをサポートすることができます。
赤青、紫色のグループ
イチゴ、ブドウ、ブラックベリー、イチジク、プラム、黒または赤青の果実のグループになります。血管の炎症を軽減するアントシアニンを含んでおり、またマグネシウムとカリウムが豊富で血のめぐりが良くなり、美肌効果があります。
赤色のグループ
ここはトマト、ブラッドオレンジ、ザクロ、イチゴ、ビート、赤ピーマン、赤チコリ、赤キャベツのグループです。リコピンが含まれており、それのおかげで前立腺癌にかかるリスクを減らすことができます。
赤い色合いのフルーツや野菜のジュースは心血管疾患に対する保護機能を持っています。また紫外線やタバコの煙にさらされることによって受ける害を打ち消すのに効果的です。
オレンジ色のグループ
このグループには、ニンジン、マンゴー、カボチャ、黄色いりんご、アプリコット、メロンが分類されます。これらは免疫学的機能と視覚機能が正常に機能するために不可欠です。さらに抗酸化効果があり、髪と肌を強くするだけでなく老化を遅らせてくれる作用があります。
緑色のグループ
緑色のグループを使うと非常に栄養価の高いジュースができます。パセリ、ブロッコリー、レタス、バジル、キュウリ、ほうれん草、キウイ、白ブドウなどの野菜やフルーツ、そして豆類が分類されます。これらで作られたジュースは大きく分けると消化器系と免疫系の2つを強化するのに役立ちます。
またコレステロール値をコントロールして血圧の問題を防ぎます。そして鉄の吸収を促進し、疲労感や倦怠感を和らげてくれます。
白色のグループ
梨、リンゴ、セロリ、バナナ、フェンネル、生姜、ニラ、カリフラワーなどが分類されます。コレステロールを下げ、細胞の保護をサポートします。
神経系と筋肉系を正常に機能させるにはミネラルが必要ですが、白色のグループのジュースにはカリウムが多く含まれています。また多量の抗酸化物質を含み、変性疾患を避けることができます。
黄緑色のグループ
ほうれん草、アボカド、メロンなどが含まれるグループです。このグループのジュースの最大のメリットの一つとして、眼科疾患にかかるリスクの減少があげられます。さらに含まれているルテインのおかげで免疫力を強化することができます。また他にも黄斑変性症を遅らせ、関節の柔軟性を改善することもできます。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。