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ダイエットに「チートミール」を取り入れるのは良くない?

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ダイエットに関するセオリーの中にはとても興味深いものもありますが、もちろん偽りの情報をもとにダイエットを行うべきではありません。間違った情報はヘルシーな食習慣の維持から遠ざけるだけでなく、ひどい場合には、むしろ体重が増してしまうとこもあります。
ダイエットに「チートミール」を取り入れるのは良くない?
最後の更新: 09 8月, 2019

チートミールをご存知でしょうか?これはミラクルダイエットという文化の中で生まれた発想です。この考えは非常によく耳にするようになりましたが、正確に理解したり、減量のサポートになる仕組みに関しては無関心な人が多いです。この記事でチートミールに関してもっと詳しく学び、厳密にはどういったものなのかを知ってみましょう。

チートミールのコンセプトは週に1日は好きなものを何でも食べていいという考えからきています。食事制限のご褒美をすぐそばに用意し、楽しみとしておいておくのです。その日のことはチートデイと呼ばれることもあります。その日だけは制限もルールもありません。たらふく食べることができる1日というわけです。しかし、これは他にはないほどの大きな罠であると気づきます。

チートミールとは

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チートミールプランとは、食事制限を行い、潜在意識と継続して欲求と闘う状況に身を置くことです。1回の食事で食べていいものは調味料つきのレタス数枚のみです。しかし、その代わりにチートミールがご褒美として用意されています。

週に1日、一般的にはより多くの時間を食べることに費やせる週末に、好きなものを量を気にせず食べることができます。

つまり、このコンセプトは食事に関しての「プラスマイナスゼロ」の考え方に則っています。6日間は食べるべき量を減らし、1日は時間をフルに使い自身の食べられる限界を越えるほどに食べます。丸一日は食欲を満たすことができるのです。

順応の失敗という仮説を元にした考え

チートミールに賛同する人たちはあるセオリーを用い、とても興味深い主張をしています。チートミール賛同者がよく口にするのがダイエットをするとき、体は自然と順応するという言葉です。

体がいつもよりも少ない量の食べ物しか摂取していないと認識すれば、ストレスのかかった状態になります。そうすることで体が新しい状況に対応できず、その結果体重は落ちていきます。しかしやがてその量でも十分と感じるようになります。

そのため低カロリーダイエットを行うと体重が落ちなくなる時期を経験するのです。この時期は絶望感やモチベーションの低下を招きます。そして白旗を上げ、ギブアップしてしまうのです。この状況をチートミールの賛同者はチートミールの正当性を示すために用います。体に新しい食事環境に慣れる時間を与えないことで、ストレスにさらされ続ける状況を作ることができるということです。

ハンガーゲームをはじめてしまう

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もし肥満との戦いにチートミールで勝とうと思うと、それはトラブルへつながっていきます。健康は手に入れられないですし、6日間自身を制限し、1日甘やかすことを3か月から6か月続けることを快適と感じることはないでしょう。また、独裁のあとに待つのは混乱です。

空腹になり4か月で10キロ体重を落としながらも、その他の欲求をすべて満たそうとしてしまえばそこから得られるものはありません。人間はより生活を便利にしてくれる科学に依存してしまっています。理想の体を手に入れられると宣伝されると、あれもこれもと望んでしまうでしょう。指を鳴らすほど簡単に、ハンガーゲームははじまってしまいます。

スポーツについて

スポーツや運動は唯一目標に到達できる方法です。チートミールが本当に目標まで連れて行ってくれると考えるのには無理があります。やはり健康には運動と十分な食事の一定のバランスが大切です。

そして、すべては学ぶことがカギとなります。栄養について学ぶことがヘルシーな食事に何が必要なのかという認識につながります。チートミールも、スケジュールも、制限も必要ありません。必要なのは熱心さ、忍耐、情熱です。

誤解してはいけないのが、食べ物や食事は悪ではないということです。ファドダイエットプランの話を聞くよりも、ヘルシーな食事を食べることを学ぶべきです。日々学んでいくことで、ヘルシーな食べ物を楽しむこともできるようになります。

もし今、チョコレートケーキの誘惑を受けてしまったとしても自身を責める必要はありません。時に欲求に流されることがあっても何の問題もありません。大事なことはチートミールを食事のガイドラインにしてしまわないことと、それを認識するのを拒むことです。

ヘルシーな食事は空腹になることではありません。どれだけ必死になろうとこれは覆すことのできない事実なのです。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Lancho, M. C. P. (2007). Alimentación y Educación Nutricional en la Adolescencia. Trastornos de la conducta alimentaria6, 600–634. https://dialnet.unirioja.es/servlet/articulo?codigo=2480142
  • López Gómez, J. J. (2019). Evaluación del efecto de una dieta hipocalórica modificada en pacientes obesos con artropatía crónica sobre el peso: factores de riesgo cardiovascular y marcadores de remodelado óseo. Universidad de Valladolid.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。