ケトジェニックダイエット：３０日の減量プラン
シンプルに「ケト」とも呼ばれるケトジェニックダイエットは、いくつものメリットがることからここ数年の間に多くの人に実践されるようになりました。特に、奇跡や魔法に頼らずとも体重を早く落とせることが挙げられます。本記事でケトジェニックダイエットを段階を追って学んでいきましょう。
ケトジェニックダイエットとは
まず最初に、ケトジェニックダイエットとはどういったものなのか知っておく必要があります。ケトジェニックダイエットとは一種の食事療法で、炭水化物の消費量を減らし、ヘルシーなタンパク質と脂質を増やします。
この方法で体を「ケトーシス状態」にさせ、グルコースを燃焼する代わりに、蓄えられた脂肪をエネルギー源として代謝が行われます。長期の断食によってもこの状態を作り出せますが、ケトジェニックダイエットであれば空腹になる必要がありません。
非常に厳しいダイエット、または制限のあるダイエットと言えるかもしれませんが、実際このダイエットがもたらす結果はとても興味深いものになります。このダイエットを行えば、１５日もすれば効果的に体重が落ちていることに気付きはじめるでしょう。
ケトジェニックダイエットのやり方
ケトジェニックダイエットは短期間で行うことをおすすめします。長い間ケトーシス状態を続けると心臓や肝臓の病気であったり、糖尿病を引き起こしてしまう恐れがあります。
より多くの体重を落としたい場合は、１か月このダイエットを行なった後は制限を緩めるようにしましょう。また、このダイエットを行う上で最も重要なことは、よく知られている健康問題を引き起こす炭水化物とトランス脂肪酸を減らすため食事がヘルシーだということです。
多くのタンパク質を摂取するため、満腹状態が長く続きます。また、早い段階から体重は顕著に減るでしょう。そして、血中コレステロール値も減らすことができます。
だだし、ケトジェニックダイエット中はビタミンとミネラルが不足しがちになります。また、便秘や口臭、気分変動、さらには重いものを持つのに力が入らないといった症状が出ることもあります。
ケトジェニックダイエット
どうやってケトジェニックダイエットを実践すればいいかわからない場合は、１か月を３つのステージ（１０日ずつ）に分けて行いましょう。栄養の内訳はヘルシーな脂肪分５０％、タンパク質４０％、そして残りの１０％はフルーツや野菜から炭水化物を摂取します。
フェーズ１
変化が非常に大きいためこのフェーズが一番大変かもしれません。普段食べているものが完全に逆転するためです。多くの人が疲れを感じたり、頭痛を起こします。これらの症状を和らげるために水を多く飲みましょう。この段階では、肉やソーセージ、チーズ、ヨーグルト、ナッツ、緑野菜、コーヒー、紅茶を口にすることができます。一方で、牛乳やフルーツ、小麦粉、砂糖、アルコール、ソース類は避けましょう。
フェーズ２
ここでは、栄養素の内訳を守りながらではありますが、生野菜やフルーツを加えることができます。甘いものを食べたいと思うかもしれませんが我慢してください。そして、１６時間食事をとらない時間を作り、残り８時間の内は自由に食事をしてかまいません。
フェーズ３
この段階になると結果や体の変化が見えはじめます。気分は良くなり、エネルギーやバイタリティに満ち溢れるでしょう。ここでは無糖のデザートやパスタを食べることができます。１６時間のファスティングを続けてみようと思う場合は、さらにもう数日間続けてみるのもいいです。
３０日間のケトジェニックダイエットプランが終わると、徐々にいろいろなものを食べる食生活に戻っていくと思いますが、タンパク質の摂取はなるべく控えるようにしましょう。加えて、ヘルシーな脂質を選び、エクササイズをし、多くの水を飲むようにしましょう。
このダイエットには、体重を落とすことの他に、食生活を改善でき、体に良くない食べ物を排除することができるといういい点があります。１か月間頑張りきり、結果を出しましょう。よりヘルシーな食生活を楽しむことができ、リバウンドも防ぐことができるでしょう。