パンを食べたら太るの?:パンにまつわる真実とうわさ話
パンは世界で最も人気のある食品の一つです。しかし、どれだけの摂取量が適量であるかというのはダイエットの時に誰もが気になる問題です。
パンはダイエットの大敵とも考えられています。しかしながらパンの種類によって状況は大きく異なります。
パンを食べると太る?
パンは食生活に欠かせない食品の一つですが、多くの人はパンは太る原因であると信じています。しかし実際はパン自体に問題があるのではなく、食べる量、パンの種類、そして何を付け合わせに食事をするかといったことが問題であるのです。
ダイエット中は食品ラベルの栄養情報を確認することが大事です。パンには様々な種類があり、中にはカロリーが低くても栄養価が高いものもあるので、そういった種類だとダイエット中でも問題なくいただくことができます。
栄養学の専門家によると1日あたり2切れ分、グラムにして250~340グラムのパンを食べることが推奨されています。ただし低脂肪のパンや、全粒穀物のパン、食物繊維が豊富に含まれたパンなら量は変わってくるでしょう。また厳しいダイエットをしている場合には全粒小麦パンは特におすすめです。
もしダイエット中なのであれば、1日あたり250グラム以下の全粒小麦パンを食べるのがベストです。
パンについての真実とうわさ話
パンの柔らかい部分とパンの耳のカロリーは同じ
多くの人はパンの柔らかい内側にある部分が耳の部分よりもカロリーが高いという噂を信じています。そして柔らかい部分を捨てる人までいます。
しかし実際にはどちらも同じ材料から作られているため、カロリーは同じです。
実際には、逆にパンの耳の方が水分が少なくてカロリーがわずかに高いともいえるでしょう。
「全粒小麦パン」対「白パン」
白パンを食べると全粒小麦パンを食べるよりも体重が増えると広く信じられています。でも白パンと全粒小麦パンは実質的にはカロリーは同じです。
ただ、全粒小麦パンの方が多くの食物繊維を含んでいるためにお通じが良くなります。食物繊維には腸の動きを調整し、満腹感を感じさせてくれ、長い間お腹を減りにくくしてくれるという作用があります。
無脂肪パン
食物繊維が豊富なことに加えて、無脂肪パンは白パンや全粒小麦パンよりもカロリーが少ない事があげられます。ですから体重を維持したい、または体重を減らしたい人にはおすすめのパンです。
パンを食べると体重が増える?
パンを食べることは体にとって悪いわけではありません。食べ過ぎない限りはパンが原因で太ることはありません。
実際、パンは他の食品と比べてみても脂肪が少なくカロリーも高すぎません。毎日の摂取量を意識することが健康的な体重を維持するためのカギなのです。
パンを食事のメインにしない
パンは健康を脅かすものではありませんが、食事のメインにするのは禁物です。健康的な食事には、タンパク質、野菜、果物、炭水化物、乳製品がバランスよく含められるべきであるからです。
以上の事柄をまとめると、パンは適度に食べている限り健康的な食品として考えることができます。食物繊維やそのほかの栄養素が多く含まれるパンの種類も沢山あり、健康的なライフスタイルを維持するためにかかせない食品であるといって良いでしょう。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。