水産加工品は健康に良いの?:安心してはいけない理由

魚から作られた食品は特に子供たちの間で非常に人気があります。実際、子供が喜んで魚を食べることができる数少ない方法のうちの1つでもあります。しかし、はたして水産加工品は本当に健康に良いのでしょうか?
水産加工品は健康に良いの?:安心してはいけない理由

最後の更新: 01 8月, 2019

魚はヒトの体に必要不可欠なタンパク質と良性の脂肪を含んでいるので、専門家が食べることを推奨している健康的な食品です。また地中海に住む人にとっては新鮮か冷凍かを問わず重要な食材ともなっています。そして近年、水産加工品の人気が高まっています。しかしこれらは体にとって健康的なのでしょうか?

水産加工食品に使われる魚の割合はどのくらい?

カニかまぼこには実際にはちょっとしか魚は入っていません。ですから子供に食べさせるとき、カニかまぼこを与えて魚を与えたような気分になってはいけません。

フィッシュスティックもまたその典型的な例です。魚は35パーセントしか使われておらず、残りの大部分は脂肪、デンプン、そして塩でできているのです。さきほど述べたカニかまぼこや、うなぎそっくりのフェイクうなぎなどといった魚由来の食品にも同じことが当てはまります。それでは水産加工品が健康的な食べ物であるかどうか詳しく見てみましょう。

 

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うなぎを模した食品やカニかまぼこはどちらも魚のすり身で作られています。

すべての水産加工品の中での実質的な魚の使用量は50%未満にしかなりません。このため水産加工品を食べることが魚を食べることとイコールではないことを知っておかないといけません。そしてそれはどういう事かというと、健康的ではない別の成分が体内に取り込まれているということなのです。

水産加工食品は食べないほうが良い?

水産加工品を食べるという事は、魚を摂取しているだけではないということを知っておくべきです。実際には魚が全成分のほんのわずかな割合でしかない事もあります。多量の塩、砂糖、油、そしてデンプンが製品に加えられているため、健康的な食品とは言い難いものになってしまうわけです。

たまにこういった製品を食べているうちは体に影響はありません。しかしながら頻繁に食べるという場合は、何も加工されていない新鮮な魚や冷凍の魚を摂った方が良いといえるでしょう。

その理由は前述のように、水産加工品を食べるという事はごく少量の魚を摂取するだけだからです。あとの成分の残りは健康的とは言い難く、大部分は体に脂肪となって蓄積して体重増加に繋がってしまいます。

人気のある水産加工食品

食習慣を振り返れば先月どれだけ水産加工品を食べたことか思い出せるはずです。そしていかに食材として浸透しているかが理解できるでしょう。これらの製品は調理済みのために手軽に利用できるため、もはや我々の食生活から切っても切り離すことができないものとなっているのです。

最もポピュラーな水産加工品を以下にまとめてみたのでご覧ください。前述のように、たまに食べるならOKですが頻繁に食べているというなら、食品成分をチェックすることをおすすめ致します。

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よく食べられている水産加工食品のリスト

人気のある製品は以下の通りです。

  • うなぎを模した食品(うなぎそっくりの練り物)

勘違いしている人も多いようですがフェイクうなぎは天然の魚から作られておらず、すり身、水、小麦粉、パン粉、油、塩からできているれっきとした水産加工品です。

  • カニかまぼこ

こちらも誤解を招いているようですがカニかまぼこは「カニ」とは全く関係がなく、全く別の「魚」のすり身が使われています。生で食べるには需要の全くないような魚の身を乾燥させた後、風味づけのために塩、ダイズタンパク質、デンプンなどの材料と混ぜて作られています。

  • 魚スープの素

これにはほとんど魚は使われておらず、大量の塩と脂肪が含まれています。スープを作るときはできればこういったものを使わずに、頑張って手作りするようにしましょう。

  • 冷凍食品の魚のドラムスティック

食感を与えるために他の成分とすり身とを混ぜて作られています。棒状にした後さらにまたねり粉で覆われているので、かなり不健康な製品であるといえます。

  • フィッシュスティック

フィッシュスティックには大抵「メルルーサ」という魚が使われていると栄養成分表示ラベルに示してありますが、実際には成分のほんの一部しか占めていません。ほとんどが小麦粉、油、そして脂肪からできています。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。