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女性のウエイトトレーニングにまつわる迷信

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ウエイトトレーニングは体調管理や筋肉の引き締め、体の抵抗力を養うために非常に有益です。ですので、女性だからと言って決してためらう必要はありません。ウエイトの使い方、また有酸素運動との組み合わせ方が分からなければ、ジムのトレーナーに話しかけてみましょう。
女性のウエイトトレーニングにまつわる迷信
最後の更新: 28 1月, 2019

ジムへ通う女性の多くが減量や、身体の見た目を引き締めることを目的にしています。ですので女性のウエイトトレーニングにまつわる迷信とも相まって、ウエイトトレーニングは避けられがちです。

しかしそれらは単なる迷信なのです。むしろ事実としては、減量しながら体を引き締めたいのであれば筋肉を運動させ、成長を促してくれるウエイトトレーニングは間違いなく必要です。今回は、よく耳にする女性のウエイトトレーニングにまつわる迷信をいくつかご紹介します。

女性のウエイトトレーニングにまつわる迷信

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「ウエイトトレーニングをすると、筋肉がつきすぎてしまう!」

これはテレビに出てくるような、またはボディビルのコンテストに出てくるような女性から発展した迷信です。平均的な女性とは異なるその体型は高重量トレにダイエットを組み合わせ、大変な努力を通じて到達したものなのです。

女性が男性よりも筋肉の総量で下回ることからも、そうしたレベルにたどり着くのはより困難です。男性にはさらにテストステロンという筋肉の成長を助けるホルモンがあることは言うまでもないですよね。

「ウエイトルームは女性が行くところではない!」

実際ジムに行くと、ウエイトルームにいる人の大半は男性です。しかしそこがウェイトルームであろうと性別関係なくすべての人に向けたスペースです。今では、男女差にまつわる多くの迷信は既に支持されておらず、ウエイトルームに入る女性は増え続けています。

トレーニングマシン、フリーウエイトのどちらでも素晴らしい体型を作るため、筋肉を引き締められ、また筋肉量を増やすこともできます。

 

「ウエイトトレーニングをすると太っちゃう!」

いえ、それはないです。ウエイトトレーニングは筋肉量を増やすことにつながります。体重計の数値は上がるかもしれませんが、それは太ったわけではなく、筋肉が成長していることを意味します。

筋肉は多くの水分を含むので、脂肪より重たいのは仕方ありません。

イメージが湧かなければ体組成計で、筋量の割合が体脂肪率を上回ることを確認してみてください。

「ウエイトトレーニングではカロリーを燃焼できない!」

はじめに言及した通り、ジムに行く女性の多くが体重を落とすことを望んでいると思われます。そのための秘訣は摂取したカロリーを適切に燃焼することです。

カロリーの燃焼について、カーディオマシンには数値が表示されることもあり、有酸素運動がより良いものであると考えてしまうのは分かります。ウエイトトレーニングはその点少し複雑です。ウエイトを上げる力を使うと同時に、心拍数は有酸素運動よりも上がるのです。

ウエイトトレーニングにより傷を負った筋肉は48時間の間に再構築されます。これに必要なのは、有酸素運動よりも大きなエネルギーまたはカロリー消費量です。理想的には有酸素運動とウエイトトレーニングの両方をルーティーンで組み合わせることです。

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「ウエイトトレーニングは危ない!」

ウエイトトレーニングをすれば、誰もが間違いなく筋肉に傷を負います。これは、女性のウエイトトレーニングにまつわる迷信が広まり、女性とウエイトトレーニングを遠ざてしまう原因の1つです。

しかし、事実として、どんな運動をしようとも、たとえ歩いただけだとしても、筋肉は傷つきます。ウエイトトレーニングは他のどんなスポーツよりも危険性は低いですし、ウォーミングアップやストレッチを行えば、どちらにしても何も問題は起こらないでしょう。


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このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。