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食品ラベルに記載されている情報の信頼性について

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まずは食品に包装してある箱の裏面には、非常に重要な情報が記載されているということを消費者は理解しておく必要があるでしょう。
食品ラベルに記載されている情報の信頼性について
最後の更新: 01 5月, 2019

食物に含まれている成分を知るために食品についているラベルをチェックする、ということは今や常識となっています。例えば脂肪、砂糖、ナトリウムの含有量を見ることは多いでしょう。でももしそのラベルが正確な情報を載せていなかったらどうでしょう?どのぐらい食品ラベルを信頼することができるのでしょうか?これについて詳しく掘り下げていきましょう。

食品ラベルに記載されている情報について

まずは食品に包装してある箱の裏面には、非常に重要な情報が記載されているということを消費者は理解しておく必要があるでしょう。

医師や栄養士、科学者などでなくても、ラベルを確認することをおすすめします。

これらのラベルには、食品に含まれる脂肪や糖、ナトリウム、炭水化物、食物繊維などの関連データ、乳製品やグルテンなどのさまざまな種類のアレルギーを引き起こす原因になる成分、そして1袋当たりについてのカロリー、さらに有効期限、保存方法、保存料、添加物、香味料などのようなあらゆる情報が記載されています。

どの程度信頼できるのか?

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みんながみんな、いちいちラベルをチェックしてからその食品を食べるわけではないので、それが食べ物に何が含まれているかを特に考えずに食べてしまう理由の1つともなっています。でももし消費者が気に留めないでいたら、製造業者に好き放題させてしまうことにもなりかねません。

例えば商品パッケージには「オリーブオイルで作った」とでかでかと表示されているのに、裏のラベルをじっくりみるとオリーブオイルの使用量の割合がたったの2%未満である場合などもあるわけです。

他にもパッケージには「植物油で作られた」と書いてあって、裏のラベルにはこの油脂がココナッツ油由来かパーム油由来のものかが明記されてないことがあります。これらの油脂にはどちらも飽和酸が多く含まれており、オリーブやひまわり油よりも健康的ではないため、知っておかなければいけない事項であるわけです。

また、ラベルの表示に惑わされないようにしないといけません。染料と防腐剤が含まれていないと書いてあっても、細かくみていけばナトリウムグルタミン酸塩や香味用の化学添加物が入っている場合があります。これらは染料や防腐剤ではありませんが、健康に害がないとはいいきれない成分であるからです。

もしヘルシーでナチュラルな生活を送ろうとするのであれば、買い物するときに聞いたことのない難しいカタカナの名前の成分が入っている食品を購入するのを避けるべきです。この簡単な方法は意外と的を得ています。

そして5つ以上の成分を記載している食品ラベルに特に注意してください。多くの場合、多量の塩、砂糖、脂肪、防腐剤、人工添加物などを含んでいるからです。とにかく、ラベルにかいてある文字が意味不明だったりよく知らない単語が並んでいる場合は要注意である、ということを覚えておきましょう。

砂糖について気を付けたいこと

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食品には多くのはっきりと表示されきれていない成分が含まれていますが、その一つに砂糖があります。

食品の横に角砂糖の列を表示して、食品に含まれているグルコースの量を示しています。また、塩味の製品にも採用されています。例えば、いちごジャム入りのナチュラルヨーグルトには約7個、ドーナツには9個入っています。角砂糖1個の重さが約2.3グラムとして考えると、いったいどれだけの量の砂糖が入っているかということが想像できるでしょう。

しかも砂糖は他の名前で表示されることもあるので、ラベル上では見つけにくくなっていることもあります。例えばグルコース、シロップ、デキストロース、コーンスターチなどと表示される場合があります。名前は違えど結局はそれらはすべて糖類なわけですので、過剰に摂取すると深刻な健康問題を引き起こす可能性があるのです。

加工食品を買って食べると病気になるからやめなさい、ということではありません。大事なのは、もっと意識的に何を食べるかということを考えないといけないということです。広告やうたい文句にだまされないようにして、しっかりと自分の目で確認するようにしましょう。

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。