陸上の七種競技を知っていますか？

その名前が示すように、女性選手のために7つの陸上競技を2日にかけて組み合わせて行うイベントを七種競技と呼びます。

その名前が示すように、女子の陸上競技を組み合わせたのが七種競技です。

オリンピックをはじめとするの国際大会で、女子選手が七種の競技すべてに参加します。

今回は七種競技について詳しく学びましょう！

屋外七種競技

七種競技は2日間連続で行われ、参加者全員が7つの競技すべてに参加する必要があります。

1980年に公式に始まりますが、その起源は1964年の東京オリンピックにまで遡ります。

世界陸上競技（正式にはIAAF）の世界選手権にも七種競技が含まれています。

七種競技は次の通りです。

七種競技：1日目

1. 100メートルのハードル

100メートルのレーストラック上に設置された金属と木製のハードルをジャンプする競技です。

公式競技では、女子は100メートルで、男子は110メートルです。

ハードルの高さは84cmで、最初のハードルはスタートラインから13m離れたところにあります。

残りの9つのハードルは、8.5メートルの間隔で均等に並べられています。

最後のハードルを飛び越えた後、ゴールまでの最後の10.5メートルのトラックを走ります。

1972年のミュンヘンオリンピックで、初めての100メートルのハードル競技が開催されましたが、これは、1932年のロサンゼルス大会以来ずっと行われていた、80メートルのハードルに取って代わるものでした。

2.走り高跳び

走り高跳びでは、選手は水平のバーを飛び越えることを目指します。

4.0mの間隔の2つ支柱に掛けられたバーを飛び越えることに成功した場合、3、4、5、6cmの間隔でバーを高く設定します。

ジャンプをして飛び越えるときに、バーを倒したら終了です。

女子の走り高跳びは、1928年のアムステルダムで初めてオリンピックのテスト競技として登場しました。

現在の世界記録は、ブルガリアのステフカ・コスタディノヴァの1987年の2.09メートルです。

3.砲丸投げ

砲丸投げは３番目に行われる競技です。

女子の砲丸投げのボールの重さは4kgです。

旧ソビエトのナタリア・リソフスカヤが、女性の世界記録を保持しています。

彼女は1987年に22.63で世界記録を樹立しました。

ただし、オリンピックの最高記録は、1980年のモスクワ大会で22.41mを投げたドイツのイローナ・スルピアネクが保持しています。

• ドイツ：ルース・ラングとグレーテ・ホイブレイン
• 旧ソビエト：ガリナ・ジビナ、タマラ・プレス、ナデジダ・チジョワ

4. 200メートル走

初日最後の競技は、200メート走です。

この競技はトラックのカーブから始まります。つまり選手は直線でスタートをしません。

男性では、ジャマイカのウサイン・ボルトが男性の全記録を保持しているのと同じように、女性では、アメリカのフローレンス・グリフィス＝ジョイナーが記録を保持しています。

ジョイナーは、同年のソウル大会と世界選手権で、わずか21.34秒という記録を樹立しました。

これ以外の素晴らしい注目選手をご紹介します。

• アメリカ：マリオン・ジョーンズ
• オランダ：ダフネ・シパーズ
• ジャマイカ：マリーン・オッテイとエレイン・トンプソン（ジャマイカ）

七種競技：2日目

七種の残りの3つの屋外競技は、2日目に行われます。

5.　走り幅跳び

最初の画像でご紹介したように、走り幅跳びは走ってスタートした後にジャンプを行います。

一定の距離を走った後、選手は決められたラインからジャンプを行い、砂に着地したところまでの距離を競います。

男性の走り幅跳びの歴史は古代にまで遡りますが、女性は1948年のオリンピックから始まりました。

現在、ソビエトのガリナ・チスチャコワが女性の世界記録（1988年ソウルで7.52メートル）を保持しており、アメリカのジャッキー・ジョイナー＝カーシーはオリンピック記録（同年に7.40メートル）を保持しています。

6.　やり投げ

2日目に行われる2番目の競技はやり投げです。

男子は1908年のロンドンオリンピック以来、オリンピックでやり投げ競技に出場していましたが、女性のやり投げ選手がオリンピックに参加したのは、1932年のロサンゼルスオリンピックでした。

1983年以来、男女どちらも世界選手権がヘルシンキで開催されています。

現在、やり投げの世界記録はチェコのバルボラ・シュポタコバです。（2008年には72.28メートル。2008年の北京と2012年のロンドン大会で金メダルも獲得しています）。

一方、オリンピックにおける記録はキューバのオスレイディス・メネンデス・サエルです。（2004年アテネ71.53メートル）。

7. 　800メートル走

七種競技の最後の競技は800m走です。

最初のレースは、1928年アムステルダムで開催されました。

厳しい戦いとなる800メートル走の最高の記録は、チェコのヤルミラ・クラトフヴィロヴァ（1938年の世界記録1:53:28）とソビエトのナデジダ・フョードロヴナ・オリザレンコ（1990年のモスクワのオリンピック記録1:53:43）です。

最後に、最も多く七種競技で優勝した選手をご紹介します。

• ドイツ：ラモナ・ノイベルト
• アメリカ：ジャッキー・ジョイナー＝カーシー
• スウェーデン：キャロリーナ・クルフト
• ベルギー：ナフィサトウ・ティアム
• イギリス：ジェシカ・エニス

この厳しく素晴らしい競技にあなたも挑戦してみませんか？