新型コロナウイルス対策支援に多額の寄付をするスポーツ選手たち

新型コロナウイルスとの戦いは、私たちがこれまでに想定していたよりも困難になっています。そのため、世界のアスリートたちが、世界的なパンデミックを支援するための寄付をしています。
新型コロナウイルス対策支援に多額の寄付をするスポーツ選手たち

最後の更新: 17 5月, 2020

世界中の様々な分野で活躍するアスリートたちが、新型コロナウイルスと戦うための支援として、数億円にも相当する額の寄付を発表しています。募金、寄付、意識向上のためのキャンペーンなどは、アスリートたちが選ぶ支援方法の一部です。

新型コロナウイルスと戦うためにどんな選手が寄付してる?

エリート選手は多くのお金を稼いでいることで知られています。このような危機的状況において、エリート選手の中には、団結を示すために自分の収入を活用する選手がいます。

サッカー選手の中には、お給料の一部を毎日病院に寄付している選手もいます。

たとえば、リヴァプールFCの選手であるであるサディオ・マネは、必要なものをすべて支援するために、母国のセネガルに45,000ユーロを寄付しました。アフリカの国であるセネガルでは、これまでにCOVID-19の症例はほとんどありません。これに加えて、リバプールはチームとして、イギリスのポンドで同額をイギリスの街のフードバングという団体に寄付しました。

マンチェスター最大の2つのチーム、マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドは、マンチェスターで新型コロナウイルスに感染した人を支援するため、合同で10万ポンドを寄付しました。

チェルシーFCは、COVID-19の影響を受けた人々を受け入れるようにホテルを提供しました。十分な人数を収容できない場合に、ロンドンの病院から患者を移送する必要がある場合には、このホテルを使用します。.

イタリアの団結

イタリアは、新型コロナウイルスの影響を最も強く受けた国の一つです。しかし、国民医療制度を支援するためにお金を寄付した選手がいるという良いニュースもありました。

たとえば、トリノFCの選手であるシモーネ・ザザは3万ユーロの募金を、SSCナポリの選手であるロレンツォ・インシーニェは10万ユーロの募金を集めました。

一方、ミラノはイタリア国内でも、最も新型コロナウイルスの影響を受けている都市の1つであるため、ACミランとその機関は、ロンバルディア州政府の緊急時対応部門(AREU)に寄付をしました。また、重要選手の一人であるズラタン・イブラヒモビッチは、「Let’s Kick the Coronavirus」というキャンペーンを開始し、このキャンペーンを通じて、すでに10万ユーロの募金が集まりました。

新型コロナウイルス支援のために数億円を寄付する選手たち サッカー選手

イタリアのミラノを本拠地とするもう一つのチームであるインテルは、市民を守るため、30万枚のマスクと個人用保護製品を地元の病院に寄付しました。ユヴェントスFCのオーナーであるアニェッリ家も、ピエモンテとトリノの街を苦しめている公衆衛生上の緊急事態を緩和するために、1000万ユーロを寄付しました。

スペインで寄付を行った選手

サッカー界での寄付の話を続けます。スペインリーグでは、UDアルメリアが120万ユーロに相当する食料を、必要としている人々に配給する予定です。これには、スペイン国内において、新型コロナウイルス症例がより増えるのを防ぐために働いている、保健当局とボランティアへの支援が含まれます。

アトレティコ・マドリードの、ディエゴ・シメオネ監督は、赤十字への寄付とその募金を目的としたソーシャルメディアキャンペーンを開始しました。サウールとアルバロ・モラタは、バルセロナチームのセルヒオ・ブスケツがイニシアチブをとる「We’ll Go Out Together」に参加しました。これは、新型ウイルスによる経済危機に直面する商店や小企業をサポートするものです。

ここでは、カタルーニャのクラブについて話しているので、リオネル・メッシが、100万ユーロを寄付すると決定したことについても言及したいと思います。この寄付金は、バルセロナにある病院とアルゼンチンにある病院の2つに分配されます。

最後に、ドイツのブンデスリーガでは、FCバイエルン・ミュンヘンの選手、ヨシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカが100万ユーロを寄付し、「We Kick Corona」という名前の募金プラットフォームを作成しました。

新型コロナウイルスとの戦いに寄付するその他のアスリートたち

サッカー界以外でもこうした行いをする選手がいます。ここでは、NBA選手の例をご紹介します。

クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブは、騎士を意味するキャバリアーズの本拠地であるロケット・モーゲージ・フィールドハウス(以前の名称はクイッケン・ローンズ・アリーナ)で働く人たちのために、1万ドルを寄付しました。

ヤニス・アデトクンポは、ミルウォーキーバックスの本拠地であるファイサーブ・フォーラムの従業員に、同じことをしました。一方、ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンは、本拠地であるスムージー・キング・センターのすべての従業員に1か月の給与を支払うことを約束しました。

さらに、ユタジャズの選手であるルディ・ゴベール(COVID-19の検査で陽性であることが判明)は、医療機関と本拠地の従業員らに総額50万ドルを寄付すると発表しました。

検査技師 新型コロナウイルス対策支援に多額の寄付をするスポーツ選手たち

スペイン人では偉大なバスケットボール選手とテニス選手が協力しています。スペイン出身のNBA選手のパウ・ガソルとテニス選手ラファエル・ナダルが協力し、100万人以上を支援するために1100万ユーロという目標を達成し寄付する、アスリートのためのキャンペーンを開始しました。

スイス人テニス選手であるロジャー・フェデラーは、自国の低所得世帯に100万スイスフランを寄付することを発表しました。

結論

こうしたアスリートたちの行動はすべて、この困難な状況において世界を助けようとする、スポーツ選手とその仲間の連帯と社会的な良心を物語っていると言えるでしょう。


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