スペインにあるオススメ山岳ハイキングコース6つ
もうすぐゴールデンウィークですね。もうどこに行くかは決まっていますか?もしスペインを旅行する予定ならハイキングに行ってみてはどうでしょう?スペインにはたくさんの種類の山岳ハイキングコースがあるので、イベリア半島の地理を利用したオプションをすべて詳細にまとめたら、本一冊になってしまうでしょう。
この記事ではスペインにあるハイキングコースを簡単に説明します。それぞれのコースが、その特徴、難易度や危険度、美しさや美的要素、そして歴史的意味で際立っています。さらに、山の自然を探検したい人にとって、興味を惹くものに溢れています。
スペインの山岳ハイキングコース6つ
カミニート・デル・レイ
マラガ県にグアダルオルセ川という川があります。その川沿いに、1921年にスペイン国王アルフォンソ13世が通行したことから、カミニート・デル・レイ(王の小道)と名付けられた歩道があります。
この小道は実用目的で作られました。20世紀の最初の2年間、ダムの建設会社が作業員が現場まで資材を運ぶ道として、この小道を建設したのです。
特に、ルートの大半を占める危険な歩道橋はハイカーに人気があります。こうした歩道橋は、全5マイルのうちの約3マイルにもなり、片道だけで3~4時間かかると言われています。帰り道は、巡回しているバスで帰ってくることもできます。
カミニート・デル・レイは今にも崩壊しそうな歩道橋を渡るチャレンジがうけて、スペインで最も有名な山岳ハイキングコースの一つとなりました。しかし初心者向けではありません。
ガラヨ
このルートはアビラ県のグレドス山脈に位置します。その急勾配な岩場が、ベテランロッククライマーに人気があります。ルートの最終目的地は、ピコ・デ・ミラで、標高は7687フィート。山頂からの景色は、それまでの苦労の価値がある素晴らしい絶景です。
行程には40もの花崗岩がそびえたっています。ガラヨの語源は、アラビア語で「山にそびえる裸の岩」という意味です。6.84マイルの行程に、およそ6時間かかります。マウンテンバイクでルートを制覇することもできます。
カール5世ルート
歴史的な旅を再現できるスペインの山岳ハイキングコースと言えば、カール5世ルートです。カセレスのルートには、ドイツのカール5世によって建造された交差路の複製があります。カール5世は1557年に、トルナバカスとハランディージャ・デ・ラ・ベラからユステ修道院へ移り、余生をそこで過ごしました。
美しい山々、川、そして原生植物のある風景を堪能できる美しいルートで、全長は15.5マイルです。経験豊富なハイカー向けの急な傾斜もあり、およそ8~9時間で縦断できます。
オマの森
オマの森は、芸術的な点で、スペインで最も美しい山岳ハイキングコースの一つと言われています。バスク地方に位置し、「ペインテッド・フォレスト」としても知られています。ルートに沿ってある大きな木々は、アーティストのアグスティン・イバロラによってペイントされています。
イバロラは、木の幹をカラフルな様々な形のストライプでペイントしました。ある観点からペイントを見ると、まとまりのあるセットとなっています。それは47の異なる形を成しているのです。森はオマバレーにあり、コルテズビのサンティマミニェ洞窟からアクセスできます。
原生植物が豊富に生えている山道は、全長が4.4マイルで、およそ2時間で歩けます。しかし、美しいペイントアートをじっくり楽しんでいたら、もっと時間はかかるでしょう。
ペーニャ・トレビンカ
サモラ県には、サナブリア国立公園内に、同じ名前のサナブリア湖があります。この湖はイベリア半島最大の氷河湖です。
ハイキングのスタート地点はラグーナ・デ・ロス・ペセスで、ペーニャ・トレビンカまで行きます。全長は14.9マイル(往復)、およそ8時間のトレッキングです。このルートは、峡谷、険しい谷、そして田舎の村を抜けるので、印象的な景色を楽しめますが、多くの経験を積んだ登山家向けです。
クエバ・デ・ロス・チョロス
ムンド川の河口への旅も、素晴らしい山岳ハイキングコースとなっています。ハイキングを愛する人には、一度は訪れてほしい場所です。コースには高さが320フィート以上もある印象的な洞穴があり、そこから雨や雪が滝となって流れ落ちます。これがクエバ・デ・ロス・チョロスです。
この美しい滝は、見るための努力をする価値があります。ルートはそれほど難しくはありません。往復でたったの2.5マイルで、暗闇の中で急勾配の坂を上り、狭い傾斜を下るのは、アドレナリンの出る刺激的な体験となるでしょう。
この冒険は約2時間半のハイキングで完了します。迷子になったり、怪我をする危険があるので、洞窟は490フィートより奥に入ることはおすすめしません。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。