40歳を過ぎてからランニングを始める方法
ある年齢に達すると「自分はもう運動を始める年齢ではない」と考える人がいますが、これは大きな間違いです。
もちろん40歳になると20歳の頃のような柔軟性、持久力、そして体力はなくなっているかもしれませんが年齢にあった方法で、問題なくランニングを楽しむことができます。
この記事では40歳を過ぎてからランニングを楽しむために知っておくべきすべてのことをご紹介します。
40歳を過ぎてからのランニング
40歳を過ぎてから運動を始めようと決心するのは素晴らしいことです。
運動を始めるのに遅すぎるということはありません!
10代や20代の頃と比べると色々「違う」と感じることはあるでしょうが、ランニングを続けていくことで徐々に能力を向上させることができます。
では、40歳を過ぎてからランニングを始める時のアドバイスを詳しく見ていきましょう。
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1.健康診断を受ける
面倒くさいと感じるかもしれませんが、しばらく運動をしていない場合、特に学校を卒業してからほとんど活発に運動をしていない場合などは自分の健康状態について理解し、医師のアドバイスを受けることが大切です。
血液検査や尿検査、また必要に応じて心電図などの検査を行うこともあります。
医師による健康診断と検査を行うことで、自分の健康状態をしっかりと理解することができますし、それが自分に合う運動や運動強度を選ぶ目安となります。
2.より多くの休息をとる
以前は疲れることなく毎日運動をしていた人でも、40歳をすぎると走った翌日は身体が疲れてしまうことがほとんどです。
そのため、40歳を過ぎてから運動を始める場合は「走ってから48時間は走らないようにする」、つまり休息日を設けることが大切です。
しかし、休息日だからといって動かず家にいる必要はありません。活発に一日を過ごしながら運動を避けるのが休息日です。
しっかりと休息をとることで、筋肉が回復して強化されていきます。
走った後は質の良い睡眠をとり、身体を休ませることが体力や筋肉の強化につながります。
3.自分に合った良いスニーカーを選ぶ
このアドバイスは40歳を過ぎてから運動を始める方だけでなく、すべての世代に共通することです。
運動をするときには運動の種類に最も合った靴が欠かせません。ランニングも同様で、足に合うランニング用のスニーカーを使用してください。
デザインや宣伝につられるのではなく、走っている間に足や膝をしっかりと保護する機能を発揮する靴を見つけてください。
自分にあったランニング用の靴を履かないと膝や腰への悪影響が生じる可能性があります。
少し値段は高くても、良い靴を買えば絶対に後悔はしないでしょう。
4.ゆっくりと始める
ランニングを始めるとき、最初の数回は容易ではないかもしれません。
最初から張り切りすぎると途中で諦めてしまうことにもなりかねません。そのため、1時間走ることを目標にして最初は10分、次は15分、20分と徐々に走る時間を伸ばしていきましょう。
少しずつ時間と距離を伸ばすことで気づかない間に1時間走ることができるようになります。
初日から厳しく過酷な目標を設定せず、ゆっくりと始めることが継続と成功につながります。
一度に0から100に行こうとすると失望と落胆で諦めてしまうことがあります。
「ゆっくりと、しかし着実にレースに勝つ」、これを忘れず徐々にそして着実に距離と時間を伸ばしてください。
5.バランスのとれた健康的な食生活
運動と同様に、バランスのとれた健康的な食事は年齢に関係なく健康的なライフスタイルの基本的な柱の一つです。
年齢、体重、健康状態などを考慮に入れた食事プランを作成する場合は管理栄養士や医師に相談してみるのが良いでしょう。
「魔法のサプリメント」のようなものに頼らず、健康的でバランスのとれた食事を維持することが大切です。
40歳を過ぎてから運動を始めるときにはエネルギーが必要になるため、エネルギーを維持するための栄養価の高い食品を積極的に食生活に取り入れましょう。
必要な栄養素の中にはビタミンD、カルシウム、タンパク質、亜鉛、そしてリンなどが含まれています。
ほうれん草、卵、赤身肉、魚、栗、乳製品、色の濃い野菜などがオススメです。
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6.ウォームアップとストレッチ
運動の前に行うウォームアップと運動後のストレッチの重要性を理解せず、時間の無駄と考える人がいますがウォームアップとストレッチは運動と同様に大切な時間です。
怪我の予防や柔軟性の向上、痙攣や痛みの軽減、そして最大の力で運動を行うために決して欠かせません。
またウォームアップとストレッチはそれぞれ5分程度、合計で10分程度ですが運動時間に組み込むことができます。
つまり60分運動をするとしたら、10分はウォームアップとクールダウンのための時間にしてください。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。