ランニングを始めるための6つのヒント
ランニングは身体活動の一つですが、実際は体を動かす以上の効果があり、その一つが自分と周りとの結びつきです。
継続して走るという新しい挑戦に取り組むことで、身体面での成長だけでなく精神面の成長も期待できるため、私たち自身に様々な面から大きな変化をもたらします。
ランニングを始め、それを継続することで様々な効果が期待できます。心疾患系疾患を発症するリスクの減少、体重減少、そしてエンドルフィンの分泌などに役立つと言われています。
走るという行動は、人間だけでなく動物も含め、通常よりも早く移動することが可能になる行動です。
人間とその祖先は狩猟の際に、より速く移動するために走るという力を身につけていったと言われています。
現代では、走ることはランニングと呼ばれ、私たちの身近な運動の一つになっています。
継続して走ることから得られる効果をすべて享受したいと考えているのなら、今回ご紹介する6つのヒントをご覧ください。
初心者の方が間違えやすいことなどとともに、ランニングを始める上で覚えておきたいことをご紹介します。
本記事を参考に、「正しい」足で走り出しましょう!
1.一歩ずつ着実にゆっくりと
ランニングを始めるときは、うれしくて張り切ってしまうこともありますが、最初は短い距離を走り、できる限り全速力で走らないようにします。
おすすめの方法は、ウォーキングとジョギングを交互に行う方法です。
そうすると、息を整えたまま持久力が向上する効果があります。
最初はまず高い目標を立てず、自然な状態で軽く走り始めましょう。
ランニングには、努力と時間が必要ですので、最初から頑張りすぎないことで、落胆することなく長く続けられるでしょう。
2.ランニングに必要なもの
多くの器具は必要ないランニングですが、適切なランニングウエアとランニングシューズを選ぶことが大切です。
どんな靴でもいいということはなく、ランニング用の自分に合った靴とウエアを用意してください。
自重を支える足にぴったりの靴を選ぶことで、怪我の予防にもなります。
また水膨れや靴擦れを予防するために、ランニング用や運動用の靴下も必要です。
ランニングウエアは、動きやすく走るときの気候に合ったものを選びましょう。
膝に何か問題がある人は、医師に相談の上、膝を保護する器具をつける必要があるかもしれません。自己判断は避け、医師に相談してください。
また携帯電話は手に持たず、ケースやベルトなど、ランニング用のものを用意することをお勧めします。
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3.正しい食生活の実践
ランニングウエアやランニングシューズの大切さと同様に、食生活も重要です。
空腹時に走るのは避け、走り始める1時間前に体内にエネルギーを与える軽めの食べ物を食べるようにしてください。
走る前後15分にも軽めのスナックを食べて、エネルギーを補給してください。
これは、血糖値を安定させ、筋肉痛やけいれんを防ぐのに役立ちます。
走る前、走っている間、走った後にも適切な水分補給を行いましょう。
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4. 走る速度に注意
私たちの体が走ることに慣れるような走り方を心がけてください。
まるで競争をしているかのように走るのはお勧めできません。
走る速度が速すぎると、怪我や痛みを起こすリスクが高まります。
適度な速度で走ることで、徐々に持久力が向上しますので、そこから走るペースを徐々に上げていくべきです。
5. ウォームアップとストレッチ
すべての運動で最も大切なのが、ウォームアップとクールダウンのストレッチです。
ウォームアップ時には、体がこれから始める運動の準備をして、怪我、筋肉のけいれん、そして筋肉のこわばりを予防します。
走り始める前には、筋肉を目覚めさせるための精力的なウォームアップをしてください。
ランニングが終了したら、筋肉に酸素を行き渡らせながら、心拍数を安定させるために、クールダウンとストレッチをします。
6. 必要なだけ休憩をとる
心血管系と筋肉がランニングに徐々に慣れていくことが、ランニングを長期的に続ける第一歩です。
走り始めた翌日は、筋肉痛になったり疲れてしまうことも多いでしょうが、心配はいりません。
怪我などの痛みでない限りは、走った翌日は十分な休息をとる日を1日設けてください。
今回ご紹介した6つのヒントを参考にランニングを始めれば、パフォーマンス力や持久力が徐々に向上し、怪我や健康への悪影響を軽減するのに役立ちます。
一度ランニングを始めたら、諦めることなく長期的に続けてください。
ランニングは長期的に続けることで、その効果を得られます。
用意はできましたか?それでは始めます!位置について!ヨーイ、ドン!
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