ランニングするのは一人かグループのどちらが良い?

ランニングの練習を始めると一人で走った方が良いのか、それともグループで走った方が良いのか疑問に思うことがあります。もちろんどちらにもメリットがありますが、自分にとってどちらが良いのかは設定した目標によって変わってきます。
ランニングするのは一人かグループのどちらが良い?

最後の更新: 16 4月, 2019

一人で走るべきか、それともグループで走るべきか?これは簡単な内容に見えますが実はなかなか難しい問題です。多くの専門家が両方の選択肢を組み合わせることを提案していますが一人で運動することを好む人もいますし、みんなとわいわい楽しく走りたい人もいます。

一人で走るかグループで走るかの選択は結局は自己判断によるものです。しかしながらスケジュールの都合であったり、体力的に合わないなどといった物理的に可能か否かといった理由が影響する場合もあります。また、ルーティーンの内容やトレーニングの目的、場所によって選択が変わる場合もあります。

一人で走るのは退屈に感じる人もいますし、グループで走るのが億劫な人もいます。どう走るか選択するときは、自分のコンディションに見合ったものを選びましょう。どちらにもメリットがありますが、自分の条件に合っていないと意味がありません。

ランニング 一人 グループ

グループで走ることのメリット

グループで走ることの最大のメリットはその社交性にあります。チームの一員であることを自覚することにより大きな幸せと自信を生み出し、みんなで一緒に粘り強く一つのことを成し遂げるという仲間意識を感じて充実感を得ることができます。

そして同じ興味を持った人と時間を過ごすことで社会とのつながりを強く意識できるようになります。規則を守り、お互いを尊敬しあい、連帯感を持ち、責任をとるといった社会を生きていく上で重要な価値観を学んでいくことができるのです。そしてさらに他にも以下のようなメリットがあげられます。

  • 危険を回避しやすくなる

グループで行動していると何かあった時にお互いを助け合うことができます。例えば、転倒、脱水症めまいなどが起こった状況下でも対処がしやすくなります。

  • 知識を共有することができる

ランニングを始めたばかりの人にとっては、経験のある人と一緒に走ると安全性と知識を得ることができるのでメリットが大きいです。例えば森の中で迷子になったり、不適切な靴を使ったり、良くない走り方をするなどといった失敗をするリスクが減ります。

  • モチベーションを保ちやすい

グループで走るとモチベーションを保ちやすいといった傾向があります。仲間がやる気と元気を分けてくれるからです。人には競争心があり、それはより良い結果を達成するのを導きます。何度も繰り返し練習する必要がある時は特にグループ行動をすることが心の支えになります。

一人で走ることの5つのメリット

一人でランニングを行うと、走るコース、スケジュール、ペースを自分で自由に決めることができます。ですから忙しいスケジュールの合間をぬって運動したい人や、楽しみのために走る人、一人でいることが好きな人は一人でランニングを行うことを選択すると良いでしょう。では主なメリットを見ていきましょう。

  • 他人を気にしなくて良い

一人でいると自分のペースで走ることができます。他人に合わせてスピードを落としたり上げたり、ルートを変更したりする必要がありません。

  • 集中できる

一人で走ると自分に集中することができます。これは何も社会生活からはみ出すとか、一生誰とも一緒に走りたくないという意味ではなく、その日の自分の考えや感情そして出来事を整理するために、一人になって頭の中を整理する時間がとれるということです。

  • 他人に影響されない

一人で走ると、経験が豊富な他の仲間に必死に追いつく必要もありません。その時の自分の実力と目標に応じてマイペースでレベルを上げていくことができます。

  • スケジュール調整が楽

新しいルーティーンを組み込む場合でも自分で全て調整することができます。他の人のスケジュールに合わせる必要もないし、それぞれがお互いのスケジュール調整に奮闘する必要もありません。

  • 怪我からの回復期

怪我から回復している時期にある場合は誰かと一緒に走るよりも、一人でトレーニングに戻るほうが良いでしょう。他の人のペースを気にすることなく自分のペースでゆっくり時間をかけて元の速さに戻っていくことができます。

一人かグループかの選択方法

結局は一人で走るかグループで走るかを選ぶのは非常に個人的な問題です。ランニングの目的は人それぞれ違い、ストレスを解消するために走る人もいるし、減量目的の人、そして大会に出るのが目標の人もいます。また、5ヵ月前から走り始めた人もいれば5年前からずっとランニングを続けている人もいるわけです。また、どういったルーティーンを持っているかというのも人それぞれです。

ランニング 一人 グループ

留意点をまとめると以下のようになります。

  • 一人で走ると退屈で寂しくなることがあります。
  • 一人で走っていると競争心が芽生えず、やる気を失うことがあります
  • 初心者が一人で走ると、知識不足のために怪我をする可能性があります。
  • 一人で走るとスタミナが続かず、気が散ったり、せっかく決めた計画をやり通せないことがあります。
  • 自分が初心者なのに他の人が経験豊富である場合、一緒に走るのはおすすめしません。グループで行う時は同じレベルの人同士で行いましょう。
  • グループで話をしながら走るのは呼吸を乱し、ペースが落ち、集中力を妨げるのでよくありません。
  • グループで行うとスケジュール調整がなかなかうまくいかないことがあります。

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。