ランニングシューズ:靴のタイプと替え時について
市場には様々なランニングシューズが存在します。ブランドによっては安価なものを提供したり、デザインに優れたものを提供したり、また快適性を追求したものを提供しています。ランニングは体に大きな衝撃を与えます。一歩足を進めるたびに最大で体重の3倍の負荷がかかるのです。そのため、良いランニングシューズを選ぶことはとても大切で、自身のニーズを反映させたものを選ぶ必要があります。
ランニングシューズとは
ランニングシューズはスポーツをするためにデザインされた履き物で、一般的には、レザーやタープ、合成繊維で作られています。またランニングシューズだけでなく、スニーカー、テニスシューズ、スポーツシューズ、アスレチックシューズ、トレーニングシューズといった名前でも呼ばれるものがあります。
より良い屈曲性のため、ソールにはラバーが主な素材として使われます。ランニングシューズは、本来スポーツのためにデザインされたものですが、子どもから大人まで全ての年齢の多くの人たちに、日常的に履かれています。
ランニングシューズの種類
ランニングシューズには非常に多くの種類があります。ブランド、性別、足の形、また用途によっても違いがあります。例えば以下のようなものが挙げられます。
- レース用のシューズ
- トレーニングシューズ
- 山道や遊歩道を走るためのトレイルシューズ
- トレーニングとレース用を混ぜ合わせたもの
- ランニング用途に合わせ、スパイクをつけたトラック用ランニングシューズ
ランニングシューズ購入時に考慮すべきポイント
ランニングシューズを選択する時には、まず気に入ったモデルの以下のポイントをチェックするようにしましょう。
アッパー
名前の通り、シューズのソールよりも上の部分を指します。ものによっていくつかのパーツを縫い合わせたものと1枚の生地でできているものがあります。
アウトソール
この部分は地面と接触するため一番に磨耗します。柔らかく屈曲性のあることを確認しましょう。これらは足をスムーズに動かすのための大事なポイントです。
重さ
いつでも最も軽いものを選ぶようにしましょう。約300グラムの重さであるのが望ましいです。重いランニングシューズを選んでしまうと不快感や痛みを覚える事につながってしまいます。
ドロップ
ドロップとはつま先とかかとの高さの差のことです。ドロップはランニングの技術に影響を与えるため、8ミリ以下のものを選ぶことをおすすめします。これであれば、つま先とかかとに大きな差が生じません。
履き心地
履き心地はランニングをする上で非常に重要なポイントです。シューズと足の摩擦の具合をヒントに選び、靴擦れはなるべく避ける事ができるようにしましょう。
クッション性
足をしっかりとサポートするために、シューズが良いクッション性を持っていることもまた非常に重要です。これはさらに、かかとのケアの重要な要素にもなります。クッションは関節への衝撃を最小限にとどめるとともに、反発力も与えてくれます。
中にはクッション性の全くない、または殆どないミニマリストランニングシューズを好む人もいます。これはより自然な走りができることと、より地面を感じながら走ることができるためです。クッション性がある方がいいのか、またはミニマリストランニングシューズの方がいいのかという具体的なデータは今のところ示されていません。
ランニングシューズの正しい替え時
ランニングシューズの替え時を見極めるにあたり、体重や足の形、走る時にどこにどのように圧がかかっているのか、そして手入れの方法などを考慮する必要があります。またそれに加え以下のようなものも考慮するポイントです。
- 傷やひび割れ、穴などがあるか
- どのくらいの距離を走ったか
- ソールが割れていないか
- かかとや脚の骨に奇妙な痛みを感じていないか
考慮すべき7つのポイント
- ランニング中に足はむくむため、ランニングシューズは普段より1サイズ大きいものを買う。
- 靴下を履く事で足が極端に汗で濡れることがなくなります。
- 擦り切れたシューズでランニングは行わないようにしましょう。足の力のバランスが崩れ深刻な怪我を招く恐れがあります。
- ソールをコンスタントにチェックするようにしましょう。特に長い距離を走った時は気を付けるようにしてください。シューズの寿命は600kmから1200kmぐらいであることを覚えておきましょう。
- 2足買うようにし、用途により使い分けることでシューズの寿命を伸ばす事ができます。
- レースに新品を履くのはやめましょう。日々のトレーニングで使いながら足の形に馴染ませる時間を持ちましょう。
- 足の形を調べ、どのタイプのシューズを履くべきか知りましょう。
ランニングシューズはランナーにとって最も重要なアイテムであり、慎重に選ばなければなりません。しかし、どれを買えばいいのかわからなかったり、疑問を持った場合は、どれが最適かわかる人に相談しましょう。また、専門店に行きスタッフにアドバイスを求めるのもいいでしょう。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。