腱炎の治療法

健康を促進し維持するために運動は欠かせません。しかし運動は正しく行わないと、怪我や故障のリスクがあることは否定できません。腱炎になった場合の治療法について見ていきましょう。
腱炎の治療法

最後の更新: 03 7月, 2019

肉体活動を行うとき、私たちは食と運動の内容に注目しがちです。しかし、私たちの体を構成している器官、臓器、組織にも、食や運動と同様に注意を払うべきです。そのためには、運動中に起こり得る怪我などのリスクを知り、その治療法を知っておくことが大切です。今回は腱炎の治療法について勉強しましょう。

筋肉、靱帯、および腱

体を動かすには、筋肉、靱帯、腱を使います。時間と共に、これらは強くなり、もっと難しい動きが出来るようになるのです。それと同時に、運動のパフォーマンスに影響するようなリスクに体をさらすことになります

筋肉や靱帯も重要ですが、筋肉と骨をつなぐは、体を動かすのに不可欠な組織です。その結果、腱を損傷すると、パフォーマンスに影響するだけでなく、体の動きや筋肉と関節の状態にも影響します。

腱炎の治療法

腱炎や腱症とは、怪我や筋肉の過負荷によって腱が炎症を起こしている状態をのことです。アスリートにはよくある症状なので、腱炎の治療法を知っておくことは役に立ちます。もっと知りたい方は、このブログを読んでください。

腱炎

水泳や陸上競技など、柔軟性が求められるスポーツでは、腱炎はよくある症状です。腱炎に悩まされることがないように、以下の点を注意しておきましょう。

  • ウォームアップをしないで運動をしてはいけません。筋肉が準備が出来ていない状態で行うのは、腱にとっては良くありません。
  • 健康的な食事をしましょう。腱が健康的な状態を保てるように、食事にこだわって、必要な栄養素をしっかり摂りましょう。そうすれば、他の怪我や症状の予防にもなります
  • 悪い姿勢や不必要な無理をしない。誤った動きをしたり、筋肉の使い方を間違えると、炎症の原因になります。
  • 休息をたっぷり取りましょう。休んでいる間に、あなたの筋肉、腱、靱帯は、運動によって発生した微小亀裂から回復します。したがって、十分な休息は、腱を良い状態に保つために重要なのです

腱炎の治療法

腱炎は腱が炎症を起こしている状態だということが分りました。これは痛みを伴います。腱炎を起こしていると、周りの皮膚は大抵赤くなります。一般的に、腱炎を起こしやすいのは、肩、かかと、ひざ、ひじです

腱炎の治療法

腱炎の治療

腱炎の治療は大変ではありません。関節を動かしたり、筋肉を収縮させたりするのが辛く、一定の痛みが続くので、何よりまず、痛みを和らげることが重要です。これを念頭に、腱炎への対処法と治療法をご紹介します。

  • 傷めた部分をマッサージする:クリームやオイルを用いて軽くマッサージを行うことで、炎症を抑える効果があります。この種の痛みにはひまし油がおすすめです。怪我した部分の肌に塗って使います。
  • 冷シップまたは温シップを使う:どちらを使うかは炎症の度合いと怪我した部分の凝り具合によります。つまり、痛みが軽ければ冷シップを貼り、痛みが強ければ温シップを貼って炎症を起こした腱をほぐします
  • 休息を取る:腱炎の重症度に応じて、完全または部分的に安静にしましょう。炎症と痛みがひどい場合は、しっかり休息を取ることが大切です。一方で腫れや痛みが軽い場合は、運動量を減らせば、腱は少しずつ回復していくでしょう
  • 抗炎症薬を服用する:回復を早めるために鎮痛剤を服用することもできます。選ぶ際には、イブプロフェンのような非ステロイドの薬を選びましょう。パイナップルやキュウリのような自然の炎症剤を摂取するのもおすすめです。
  • 理学療法士に相談する:アスリートにはこれが最も便利な選択肢でしょう。スポーツの怪我には特別な治療が必要です。スポーツ専門の理学療法士の所へ行き、彼らの指示に従うことが腱の回復には最善の方法です。

腱炎は深刻な病気ではありませんが、他の怪我と同様にしっかり治療することが大事です。怪我の兆候を過小評価せずに、私たちがおすすめした治療法を試して腱炎を治しましょう。体が資本だということを忘れずに、あなたの体のケアをきちんとしてください。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。