クロスフィットで起こりうるケガへの対処法
クロスフィットトレーニングを行う人の多くがケガをする可能性がありますが、ケガをした場合はどのように対処したら良いのでしょうか?
またケガを予防するためには何が大切なのでしょうか?
クロスフィットでケガをした場合、ケガの回復を促進するための推奨事項があります。
今回の記事では、クロスフィットを行う時に覚えておきたいケガへの対処法について説明します。
クロスフィットでケガをしやすい場所
クロスフィットを分析すると、ケガをしやすい場所がいくつかあることがわかります。
膝
膝は、クロスフィットワークアウトの影響を多く受ける場所の一つで、初心者だけでなくクロスフィット上級者でもケガをするリスクが高い場所です。
一般的には、クロスフィットの動きを行う時に、姿勢や足の位置などのポジショニングが不適切であることが原因ですが、関節の遺伝的要因も膝の痛みの原因の一つです。
肩
肩は、クロスフィットワークアウトの最中に、最も負荷がかかる場所の一つなので、肩をケガする人は少なくありません。
肩はとても強い場所だと考えられていますが、ウォームアップを正しい方法で行わないときや、膝と同じように不適切なポジショニングもケガの原因となります。
腰
クロスフィットでは、背中や腰を使うことが多くあります。
ケガを避けるためにも、正しい姿勢とフォームでクロスフィットワークアウトを行うことが大切です。
日常生活でも、少しでも重いものを持ち上げようとする時に腰痛になることがあります。
指導者のアドバイスに従って、正しい方法でクロスフィットを楽しみましょう。
手首
手首は非常に耐性のある関節ですが、とても小さく、クロスフィットで使う重いウエイトをサポートできずケガをすることがあります。
そのため、運動の前には必ずウォームアップを行い、徐々にウエイトを増やして手首を鍛えながら行うことが大切です。
クロスフィットで起こるケガへの対処法
不快感を見逃さない
トレーニングの前後に生じる不快感に注意することが不可欠です。
痛みがどれほど軽度であっても、不快感が生じたりいつもと何か違うと感じたら、ケガに悪化を防ぐためにもすぐに専門家に診てもらうことをお勧めします。
ケガが悪化すると、数週間または数か月間トレーニングを中止しなければならないため、早期に発見することが大切です。
休息
十分な休息は、トレーニングからの回復を促進するために大切ですが、これは座りっぱなしで何もしないという意味ではありません。
この点に関しては、必ず医師の指導に従い、いつから運動を始めるて良いのか、そしてどのタイプの運動ならば再開していいのか、何か運動制限はあるのかを確認してください。
一般的には、上半身をケガした場合は、ステーショナリーバイクで下半身を動かしたり、散歩などを勧められるでしょう。
治療
ケガからの回復には、多くの場合、専門家の治療が必要になります。
医師だけでなく、理学療法士などがケガをした場所を強化する運動を提案します。
これらの運動を行うことで、回復を促進する効果があります。
またケガの症状に応じて、温冷療法や電気刺激療法などを行うこともあります。
どの場合も必ず医師の指導のもとで行いましょう。
医師の指示に従う
ケガがどれほど小さいものであっても、医師からの指示と運動を再開していいという日にちを守りましょう。
自己判断で運動を再開すると、ケガからの回復が遅れるだけでなく、負傷前のトレーニングレベルに戻る可能性も低下します。
クロスフィットにおけるケガを予防するための推奨事項
適切なウォームアップを行う
ウォームアップは、多くのケガを予防するための重要なカギです。
全身を温めるためにはしっかりとウォームアップに時間を費やしてください。
手首からつま先、そして頭のてっぺんまで、そして肩も必ず行なってください。
ウエイトの重さとトレーニング中の姿勢
使用するウエイトは、ケガの原因の一つです。
ケガを予防するためには、自分の能力を理解し、無理をせず徐々に負荷を増やすことが大切です。
またそれぞれの動きを、正しい姿勢で行うことでケガの予防効果が期待できます。
クロスフィットのケガに対処する最後の方法は、トレーニング中に何か不快感を感じたり、ケガをしたと感じたらすぐに医師の診察を受け、その指示に従うことです。
これによって回復を促進することができます。
またトレーニングが終わったら、必ず適切なストレッチを行なってください。
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