パンサーズのスター選手:キャム・ニュートン

アメフトに興味があってよく観ているという方は、キャム・ニュートンという名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。もしなければ、この素晴らしいアスリートの人生についてのこちらの記事をぜひ読んでみてください!
パンサーズのスター選手:キャム・ニュートン

最後の更新: 28 4月, 2020

キャム・ニュートンはNFLのクォーターバックで、プロになってから2019年までずっとカロライナ・パンサーズでプレーしてきました この記事では、約2mの身長と数々の記録を持つ彼についてお話しましょう。

キャム・ニュートンの若い頃

キャメロン・ジェレル・ニュートンは、キャム・ニュートンと呼ばれることの方が多いですが、スーパー・キャムというニックネームも持っています。彼は1989年、ジョージア州アトランタで生まれました。アメフトとのつきあいは彼が16歳のときに故郷の町の学校に行っていたときから始まり、その時すでに23のタッチダウンと2500パッシングヤード記録を持っていました。

高校を卒業すると、さまざまな大学から学業ともちろんアメフトのキャリアを伸ばすためのオファーを受けます。ジョージア、ミシシッピ、メリーランド、オクラホマ、バージニア、フロリダの大学からのオファーがありましたが、彼はフロリダの大学を選び、2007年から2010年の間にフロリダ・ゲーターズとオーバーン・タイガーズでプレーしました。

プロとしてのキャリアの始まり

2011年、キャム・ニュートンはドラフトシーズンにカロライナ・パンサーズに選ばれ、4年間の契約を結びます。その時点で、年俸はなんと2000万ドル(22億円)でした。

当たり前ですが、これに見合った準備をするために彼は奮闘しました。前任のクォーターバックのクリス・ウィンキーと毎日12時間トレーニングをしたといいます。

彼にとって幸いなことに、この多大なる努力が実を結ぶこととなりました。契約にサインをしてから1ヵ月後、2人のチームメイトを追い抜いてチームの先発クォーターバックになったのです。

2011年にプロとしてのデビューを果たしましたが、チームはアリゾナ・カーディナルズに負けてしまいまた。残念な結果に終わったものの、この試合は彼の記憶に残るものとなりました。初めての試合であっただけでなく、422ヤードを記録したのです。これは初日のルーキーとしての記録を破るものだったのです。悪くないスタートですよね?

パンサーズ キャム・ニュートン

チームへの献身

2度目の試合では、さらに432ヤードに到達しました。自分自身の記録を更新しただけでなく、2試合で864ヤード投げたことになります。これにより、彼は歴史上最も好記録のルーキーとなりました。

その次のシーズンでは、キャム・ニュートンはさらにその技術と効率性の向上を見せ、さらに、彼のパフォーマンスはフルバックのマイク・トルバートがチームに加わったことでいくぶん見劣りさせられてしまったものの、ターンオーバーの数を減らすことにも成功しました。

2013年は、彼にとって重要な年となりました。この年にはチームがプレーオフに駒を進め、個人的にもベストプレーヤーの一人に選ばれました。NFLの100人の最優秀選手の中で24位にランクインしたのです。続く2014年、2015年もプレーオフ進出を果たしました。

キャム・ニュートンと2015年度のスーパーボウル

2015年のスーパーボウル出場が彼のキャリアにおけるハイライトになったことは間違いないでしょう。この年、NFCディビジョナルプレーオフでシーホークスを31-24で破り、NFCチャンピオンシップでアリゾナ・カーディナルズを49-15で破りました。

スーパーボウルではデンバー・ブロンコスと対戦しましたが、24-10で負けてしまい、パンサーズの優勝は阻まれてしまいました。

キャム・ニュートン個人はシーズンMVPとベスト・オフェンシブプレーヤーにも選ばれました。さらに、各ポジションのベストプレーヤーで構成されるプロボウルにも選ばれました。

スーパーボウルで優勝できなかったという辛酸をなめた後の2シーズン、キャム・ニュートンは2つの記録を打ち立てます。一つはクォーターバックによるタッチダウンの数、そしてもう一つはツーポイント・コンバージョンでのタッチダウンの試合数です。

キャム・ニュートン
画像提供:ESPN

ところが最近では、試合中に脳しんとうを起こしたり、服装に関する規定を破ったり、 肩回旋筋腱板の手術を受けるなどして、試合に出られないこともありました。

しかし、キャム・ニュートンがこれからもNFLで活躍するであろうことは間違いありません。彼の打ち立てた記録、卓越した能力は、今日も、そしてこれからも私たちを魅了してくれるでしょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。