アクアエクササイズ:水の中で行う運動について

水泳に加えて、アクアエアロビクスなど水の中で行うトレーニングやアクアエクササイズが数多くあります。今回は、ウォータージムと呼ぶこともできる、水の抵抗を活用しながら楽しく行うトレーニングルーチンをご紹介します。
アクアエクササイズ:水の中で行う運動について

最後の更新: 27 12月, 2019

水の中という環境で行う運動は水泳だけではありません。

水の中というのは、トレーニング効果を高める水の抵抗があるため、これを活用したアクアエクササイズなど数多くのトレーニングが誕生しています。

最近では、プールの中に専用のエアロバイクを入れて行うエクササイズも登場しています。

アクアエクササイズとは?

アクアエクササイズとは、水のあるスペースでエクササイズを行うことを前提としています。

つまり、基本的にはプールやエクササイズ用に設計された浅いプールで行う運動を指します。

陸で行う従来のエクササイズと比べると、いくつかの違いがあります。

その一つが体への衝撃です。

関節と筋肉が水の中にあるため、エクササイズによる衝撃が少ないですが、エクササイズの意味がないという意味ではありません。

関節や筋肉に痛みがある人や、通常のエクササイズをするのが難しい人にとっては、水の中ならば負担が少なく楽しんで運動を行うことができます。

アクアエクササイズで使う器具

水の中で動くアクアエクササイズには多くの種類がありますが、今回はよく知られているものの中からいくつかをご紹介します。

  • 通常のジムで使う器具:通常のジムと同じ道具を使うエクササイズですが、水の抵抗強度を高める向流装置を使うことがあります。
  • アクアバイク:ジムで行われる通常のバイク運動よりも水の抵抗があるため、難易度が上がります。
  • 浮力の道具:アクアヌードルやアクアクラス用のウエイトは、水の抵抗を使って運動を行うため、これらの器具にウエイトをつける必要はありません。もちろんプールでウエイトを使用するエクササイズもあります。
アクアエクササイズ:水の中で行う運動について アクアヌードル

アクアエクササイズルーチンのガイドライン

通常のジムでは、1時間以上トレーニングする人も、水の中でのエクササイズは陸の上とは異なることを理解してください。

アクアエクササイズを初めて行うときは、10分以上のセッションを目安にしてください。

関節や筋肉への衝撃は少ないですが、多くの人は水の中で運動すると、陸上よりも早く疲労を感じます。

理想としては、週に約150分間アクアトレーニングを行うことです。

多くの人は1日50分以内でトレーニングを終了します。またアクアエクササイズを行った翌日は休息日にするか、水の中に入るトレーニングは行わないようにしてください。

アクアトレーニングの中には、医師の指導のもとで20分以内のセッションを毎日行うトレーニング方法がありますが、これは、必ず医師や専門家の指導のもとで行ってください。

アクアエクササイズの利点

リハビリテーションが必要な人 やオーバーウエイト気味の人、または肥満の人は、水の中で行うアクアエクササイズをより快適に行うことができるでしょう。

水の中では関節や筋肉など体への衝撃は少なくなりますが、同等の効果が得られます。

ゲームなどを取り入れて行うアクアエクササイズなら、運動に飽きることなく、陸上と同じエクササイズを楽しく継続できます。

陸上で行う動きのほとんどは水の中で行うことができます。

これは、腹筋運動、スクワット、そして筋力トレーニングなどです。またエクササイズの間に、水泳を取り入れる人もいます。

アクアエクササイズ:水の中で行う運動について 有酸素効果

アクアエクササイズのその他の利点

アクアエクササイズの利点は、同時に多くの筋肉を鍛えることですが、それ以外にも皮膚の老廃物を排出するマッサージに似た効果をもたらします。

またリラックス効果のあるクラスを受講すれば、体をストレッチしながらリラックスすることができます。

水の中でのアクアエクササイズは、全身の血液循環を改善することもできるため、年齢に関係なく多くの人が楽しむことができる、効果的なエクササイズです。


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