ブイヨンキューブはヘルシーか
ブイヨンキューブはとても人気があり、簡単に使えるものです。シンプルに水に溶かせばブイヨンスープを楽しめます。また調味料としてレシピに加える使い方もできます。その場合、ブイヨンキューブに十分塩分が含まれているため余分な塩を入れる必要がありません。
ブイヨンキューブの成分
すべてのブイヨンキューブには味を強くするグルタミン酸が含まれています。この成分をブイヨンキューブからできたとてもおいしいスープを通して楽しめます。しかし、これがヘルシーであると考えてはいけません。
グルタミン酸ナトリウムは「中華料理店症候群」として知られる不調を引き起こします。この症状としては、頭痛、こめかみの圧迫感、肩こりなどがあります。
さらにはブイヨンキューブは食べる人にブイヨンスープに実際に入っているよりも多くチキンが入っているように感じさせます。またブイヨンキューブは食欲を刺激するため、肥満を促進させる恐れがあります。
また飽和脂肪も含んでおり、たとえ少しの量であってもブイヨンキューブを非常にヘルシーではないものにしてしまいます。
栄養に関してい言えば、自家製のブイヨンスープに含まれる栄養量には到底及びません。ブイヨンキューブは非常に低カロリーで、250mlあたり11キロカロリー、水に溶かした状態でも19カロリーにしかなりません。
一方で、自家製のブイヨンスープはより多くのエネルギーを体に与えてくれます。同じ250mlでも22キロカロリーで、水分補給の選択肢にもなります。自家製ブイヨンスープは水分が必要な人や、減量食を取っている人にとって良い選択肢なのです。
また、ブイヨンキューブは少量のタンパク質しか含んでいません。数時間煮込んだ自家製のブイヨンスープにはブイヨンキューブで作ったものの倍の量が含まれます。つまり自家製のブイヨンスープはブイヨンキューブで作ったものよりも40%多くのタンパク質を与えてくれるのです。これはまたブイヨンキューブがあまりヘルシーでないということのひとつです。
ブイヨンキューブの大きなメリットは安いことです。1リットルのブイヨンスープを作るのにブイヨンキューブを2つ使い、かかる費用は10円以下です。
ブイヨンキューブのヘルシーなブランド
もちろん、うま味調味料なしにブイヨンキューブを作っているブランドもあります。例えばスペインのブランド、ガリーナブランカは100%天然素材のものを販売しています。
このブランドはチキン味には添加物を使用せず、ビーフ味にはたった1種類の添加物を加えるだけのブイヨンキューブを開発しました。またこれらのブイヨンキューブはよりヘルシーで、含有塩分量が非常に少なく、伝統的なチキンブイヨンスープが54.3パーセントなのに比べ、約39.3パーセントです。
自家製ブイヨンスープのレシピ
上記の通り、ブイヨンキューブはヘルシーとは言えません。そこで、栄養豊富でブイヨンキューブのような添加物のない自家製チキンブイヨンスープのレシピを紹介します。
材料:
- 鶏の骨と肉1キロ
- リーキ1本
- 大きめのタマネギ1個
- 大きめのニンジン1本
- タイム1本
- ローリエ1枚
- コショウ
- 塩
- クローブ
- 水2リットル
作り方:
- まず野菜の皮をむき切ります。鳥の骨と肉を洗い鍋に移し、水とその他の材料も加えます。沸騰しはじめたら、表面に浮かぶアクと油を取りましょう。
- 5時間、または圧力鍋の場合は最低2時間弱火にかけます。圧力鍋を使わない場合は必要に応じて水を足しましょう。
- 冷えたらスープを濾し、表面の油の層を取り除きます。
- 以上で自家製チキンブイヨンスープの完成です。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。