クレーコートで輝く男性テニス選手

テニスコートには様々な種類があるため、テニス選手はそれぞれのコートのタイプに自分のプレースタイルを適応させることが求められます。プロ選手の中には、クレーコートが得意だと言われる選手がいます。
クレーコートで輝く男性テニス選手

最後の更新: 05 3月, 2020

クレーコートでのプレーは簡単ではないと言われていますが、クレーコートでのプレーをマスターすることができた選手は、過去にもそして現在にも多くいます。

今回は、クレーコートで輝く男性のテニス選手を紹介して分析しましょう。

ラファエル・ナダル

クレーコートの王と呼ばれることもあるスペイン人選手ラファエル・ナダルは、53のタイトル保持する、21世紀最強の選手の一人です。

53タイトルのうちの10がグランドスラムで、この記録はギリェルモ・ビラスの持つ記録を破りました。

怪我で休場した時期もありましたが、2017年に復活して以来、輝かしい成績を残しています。

クレーコートで輝く男性テニス選手 ナダル選手

ギリェルモ・ビラス

テニス史上最高の選手の一人であるアルゼンチン人選手ギリェルモ・ビラスは、クレーコートで49のタイトルを獲得しています。

前述のナダルにその記録を破られるまでは、トップに君臨していました。

これらの輝かしいタイトルに加えて、彼はグランウィリーと呼ばれる股抜きショットを生み出したことでも有名です。

これは、その名の通り股の間からショットを打つ方法です。

クレーコートで輝く男性テニス選手 ビラス選手

ビョルン・ボルグ

クレーコートで輝く選手について話す時、ビョルン・ボルグを忘れることはできないでしょう。

1973年から1981年のテニスの歴史の中で輝いたスウェーデンの選手は、26歳で引退するまでに、ウインブルドンで5回、全仏オープンで6回、マスターズで2回優勝しています。

ビョルン・ボルグは、これまでに何度もラファエル・ナダルを称賛しています。

ナダルは、これまでクレーコートに存在した中で最高の選手です。
–ビョルン・ボルグ–

トーマス・ムスター

クレイコートで不変の強さを誇るもう一人の史上最高の選手が、オーストリアのトーマス・ムスター選手でした。

彼は現役時代、「地球の王」として知られており、獲得した44タイトルのうち40がクレーコートでの優勝でした。

クレーコートで輝く男性テニス選手 ムスター選手

1996年2月、ムスターはATPランキングで1位になりました。

その後は、40回連続で無敗の試合を重ね、ラファエル・ナダルとギリェルモ・ビラスに次ぐ世界ランキング3位になりました。

マニュエル・オランテス・コルラル

運がなかったと言われているテニス選手が、マニュエル・オランテス・コルラル選手です。

彼は7歳で初めてテニスコートに足を踏み入れ以来、33のトーナメントで優勝しました。

バックハンドゲームと激しいドライブで知られているオランテス選手は、あらゆるクレイコートのトーナメントで優勝しましたが、全仏オープンでは勝つことができませんでした。

彼は、次のような言葉を残しています。

私は世界のすべてのクレーコート選手権で優勝しましたが、全仏オープンでは優勝したことはありません。
–マニュエル・オランテス・コルラル

現在オランテス氏は、ラファエル・ナダルを賞賛しています。特にナダルのクレーコートでのプレーを絶賛しています。

オランテスにとって、ナダルはボルグと並んでクレーコートにおける最高の選手の一人なのでしょう。

ビョルン・ボルグは常に私を、自分の限界まで連れて行ってくれる存在でした。彼は私の時代のナダル選手でした。
–マニュエル・オランテス・コルラル–

クレーコートで輝く他の素晴らしい選手たち

クレーコートでのタイトルを保持している選手は他にも多くいます。

  • マッツ・ビランデル:全仏オープンで3回優勝し、決勝には2回進出した選手です。
  • ギリェルモ・セバスティアン・コリア:アルゼンチンのプロテニス選手であるコリアは「エルマゴ」と呼ばれていました。3シーズン連続でトップ10にランクインし、2004~2005年は最大3位になるほどクレーコートが得意な選手です。2006年になると、テニスのパフォーマンスは低下し、2009年4月に引退を発表しました。
  • デビッド・フェレール:スペイン人選手であるダビド・フェレールは、クレーコートのタイトルを13個獲得しています。そのうちの5つはATPワールドツアー500のカテゴリに属し、残りの8つはATPワールドツアー250に属していました。
  • ノバク・ジョコビッチ:グランドスラムを含むクレーコートでの14タイトルの保持者です。(2016年全仏オープン)
  • ロジャー・フェデラー:テニス史上最高の選手と呼ばれるフェデラーは、クレイコートで11のタイトルを獲得していますが、その中でもグランドスラムでの勝利が有名です。(2011年全仏オープン)

期待の若手選手:ドミニク・ティエム

最後に、オーストリアの若い選手であるドミニク・ティエムをご紹介します。

彼は、クレイコートにおける、ラファエル・ナダルの後継者となる可能性があります。

2015年は彼にとって飛躍の年でした。

5月のニース・オープンでの初優勝、7月のクロアチア・オープンでの2勝目、そしてスイス・オープン・グシュタードでツアー3勝目をあげました。

これ以降、2016年の2月アルゼンチン・オープンでナダルを破り、このトーナメントを優勝したことを皮切りにいくつかの優勝を収めますが、2017年欧州クレーコートシーズンでは、ナダルに破れています。

現時点では、やはりナダルとジョコビッチが強いと言われていますが、ドミニクが最高のクレーコート選手になる可能性は多く残っています。


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