有酸素運動とウェイトリフティング:よりカロリーを燃焼するのはどっち?
カロリーをより多く燃焼して減量につなげるには、どんな運動をするのが一番良いのか、多くの議論がなされています。しかしその幾つかは矛盾しています。ジムでオススメされても、有酸素運動とウェイトリフティングではどちらがカロリー燃焼に効果があるのかはハッキリはわかりません。
有酸素運動が唯一効果があると言う人がいる一方で、ウェイトリフティングや他の無酸素運動が一番効くと言う人もいます。答えは簡単には出ません。適切な運動法を選ぶ前に、いくつかの要因を考慮しておく必要があるでしょう。
有酸素運動とウェイトリフティング:それぞれの効果
有酸素運動やエアロビクスは、カロリーを燃やすには良い選択肢です。有酸素運動で多いのは、ランニングやインターバルトレーニングでしょう。この種の運動は、トレーニングの間、確実に脂肪を燃焼します。
中程度の有酸素運動を長期にわたって行うと、より多くの脂肪とわずかなグリコーゲンが消費されます。私たちの体に良い効果をもたらすのは確かです。
この種の継続的なトレーニングは、目標達成の妨げになることもあります。実際、体力が付けば付くほど、より強度な有酸素運動をより長くしなくてはなりません。それでも、燃焼するカロリー量は最初に始めた時と同じなのです。
一方でウェイトリフティングは無酸素運動です。重量挙げをすると、体はエネルギー源としてグリコーゲンを使います。この物質は肝臓と筋肉に蓄えられ、体が最初に使うエネルギー源ですが、消費されるのも早いのです。
重量を使ったトレーニングは基礎代謝を維持するのに役立ちます。代謝が良くなると、より多くの脂肪が燃焼されるので、結果的にカロリー消費量が増えることになります。しかもウェイトリフティングは運動中だけでなく運動後にもカロリーを消費するので、効果が長続きするのです。
有酸素運動とウェイトリフティングの効果
どちらも体に非常に良いことは間違いありません。さらにその効果は脂肪燃焼だけではないのです。有酸素運動は体全体の健康を向上させます。特に、心臓の機能、循環、血液、肺活量を改善させ、ストレス軽減に役立つエンドルフィンを放出させます。
ウェイトリフティングは、体力、持久力、そして筋肉量を増やすのに役立ちます。しかし、こうした重量挙げのトレーニングを行ったからといって、筋肉ムキムキになる訳ではありません。
重量挙げを行うことで、関節が鍛えられ、怪我からの回復も早くなり、さらには筋力も増します。また、糖尿病患者のグルコースレベルの低下、変形性関節症を患っている人の痛みの軽減にも寄与します。
ウェイトリフティングのトレーニング後、数時間はカロリーが燃焼され続けます。これは、運動後の数時間に渡り、筋肉の修復に多くの酸素が必要となるからです。
一方で、体の筋肉量は、カロリー摂取量を計算する上で重要な要素となります。筋肉が多いほど、何もしなくても体が消費するカロリーが増えるのです。
2つの運動を組み合わせる
有酸素運動とウェイトリフティングのどちらが多くのカロリーを燃焼するのか、明確な判断基準はありません。両方を組み合わせて行うのが、一番の解決策ではないでしょうか。
すべては、一人一人の目標、好み、運動に割ける時間、そして、体調に左右されます。
ウェイトリフティングの日課を行い、最後に有酸素運動をするのが一番良いでしょう。そうすれば、ブドウ糖を主要なエネルギーとして使うことができ、血糖値が下がったら、有酸素運動を続ければいいのです。
運動を組み合わせるのに加え、健康的な食事を摂ることを心掛ければ、持続的かつ長期的なカロリー燃焼を期待できるでしょう。
有酸素運動、ウェイトリフティング、また2つの組み合わせ、どれを選ぶにしても、カロリーを燃焼を成功させるには、モチベーションを保ち続けることが重要です。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。