ローイングマシンを使ったトレーニングについて
ローイングマシンを使ったトレーニングは、フィットネス業界ではより一般的になっています。
膝に悪影響を与えることなく、腹部、臀部、大腿四頭筋、ハムストリングスなどをはじめとする、体の多くの部分の筋肉を効果的に引き締める運動を体に提供します。
ジムなどの室内で使うローイングマシンには、主に2種類があります。
- 磁気抵抗式または空気抵抗式マシン:ほとんどのジムで使われているのがこのタイプのマシンです。
- 水圧式マシン:水の抵抗を使う実際のボートを漕ぐ動きに近いマシンです。
ローイングマシンは、カヤック、カヌー、ボートなどで使われる伝統的なボート漕ぎの動きにヒントを得ています。
忙しい現代社会の人々にとって、週に3〜4回、水の上でカヌーやカヤック、そしてボートを漕ぐことはほぼ不可能ですが、ローイングマシンを活用すれば、ボートを漕ぐ動き、つまりローイングをシミレーションすることができます。
ローイング!
ローイングと呼ばれるボートを漕ぐ動きは、全身の筋肉の多くを同時に使って鍛えることができます。
また持久力を必要とする運動ながら、関節への衝撃の少ない運動です。
正しいフォームとテクニックで行う限り、怪我をするリスクは高くありません。
筋肉を引き締めながら鍛えるため、リハビリテーションにも理想的な運動とされています。
機動性や柔軟性を向上させる効果も期待でき、有酸素運動としても優れています。
徐々に心拍数を上げていく運動なので、体への悪影響を心配することなく、有酸素運動を長時間継続することができます。
ローイングは、効率よくカロリーを消費する同時に、体幹や背中の筋肉などを鍛えていくことで、背中を強くします。
ローイングマシンによるグループトレーニング
ジムでは、スピニングクラスと同じくらいローイングマシンを使ったグループトレーニングが人気です。
一人でローイングマシンを使うよりも、グループで行う方がより効果的で、モチベーションの維持に役立ちます。
ローイングマシンは、ウォーキングのように人間の体にとって自然な動きです。
正しいフォームとテクニックを習得するためには、パーソナルトレーナーやインストラクターの指示に従って行うようにしてください。
ローイングテクニック
ローイングマシンは、距離や強度を調節することができます。
またローイングマシンを使用する正しいフォームは、3つの段階に別れています。
- キャッチ:最初の姿勢です。脚は曲がっており、腕は前に伸びてハンドルを握っています。
- ドライブ:脚を伸ばすと同時に、胸に手を近づけるようにハンドルを引きます。
- リカバリー:ゆっくりとスライドをしながら、開始位置に戻ります。腕を戻しながら膝を曲げます。
すべての動きはできる限りスムーズに行いましょう。
ローイングマシンとボート漕ぎの違い
ローイングマシンを使ったトレーニングは、とてもワクワクする楽しい時間になるでしょう。
ジムという快適な環境の中で、まるで屋外でボートを漕いでいるような気分になります。
また、水の抵抗を使わない磁気や空気の定常を使ったマシンは、強度を調整することで初心者の人も楽しく行うことができます。
ローイングマシンでよくある間違い
ローイングマシンのエクササイズでよくある一般的な間違いは、背中をまっすぐに保たないことです。
その他のよくある間違いには次のものがあります。
- ハンドルを握る手が近すぎる
- 手首が曲がっている
- 膝を離して座っている
- 動くときに急ぎすぎている
ローイングマシンで行うエクササイズは、正しいフォームとテクニックを維持しながら、冷静にそして忍耐強く行いましょう。
急ぎすぎて、正しいフォームやテクニックに注意を払わないと、怪我をはじめとする健康問題の原因になります。
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