口の中の嫌な臭い:口臭の原因について詳しく知ろう!
0 分
口臭は口腔内の問題からくるものであったり、舌に細菌性プラークが蓄積することによっても起こります。また歯周の問題、虫歯や喫煙が原因で発生することもあります。
最後の更新: 14 5月, 2019
口臭は病気が原因で起こることもありますが、それは治療によって治すことが出来ます。まず口臭には2種類あります。それは口腔内と口腔外が原因のものです。
口からでる嫌な臭いは特に病気によるものではなければ定期的に口の中を綺麗にすることで臭いをなくすことが出来ます。
口臭の原因
口臭は口腔内の問題からくるものであったり、舌に細菌性プラークが蓄積することによっても起こります。また歯周の問題、虫歯や喫煙が原因で発生することもあります。
もし口臭が口腔ではなく口腔外の場合は、口腔外口臭と言われます。これは全身性疾患からくるもので、気道の上部か下部の問題、消化器官、または肝臓か腎臓の病気が原因です。しかしこの病気の発症確率は非常に低いです。
どうして口臭に悩まされるのか?
口臭は細菌による腐敗の過程において通常起こります。細菌は硫黄代謝物質を生産するため、これが原因となって口臭が発生するのです。。
人々が口臭に悩まされる原因はいくつかあります。
- 歯周の問題や歯の病気。歯周炎や虫歯は口臭の原因になります。
- 歯の間や歯周ポケットの不十分なクリーニング。微生物が傷ついた歯の間や、不衛生な歯周ポケット内に発生します。
- 細菌や食べ物のカスが舌に残る。舌の荒い部分、特に舌の後ろ3分の1の辺り(舌が口蓋と接していない部分)は食べ物や、細菌のカスがたまりやすい部分になります。
- 口、鼻や喉の腫瘍。口臭の原因が腫瘍によって起こる場合があります。
- 唾液分泌の低下(シェーグレン症候群)。唾液が少ないと口臭の原因になります。粘膜が乾き細菌が増えやすくなります。いびき、呼吸を口からしてしまう、絶食などをすると唾液が少なくなります。唾液線の病気や薬物(精神安定剤など)によっても唾液は少なくなります。夜間は特に唾液生成は減少します。次の朝起きた時、口の中から嫌な臭いがする経験があると思いますがこれが原因です。また高齢の人はよく唾液が少ない、と言われています。
口臭を引き起こす他の要因
- 喉、鼻、また喉頭の細菌感染。鼻炎、扁桃腺、風邪などによる鼻炎によって一時的に口臭を引き起こしたりもします。
- 化膿性気管支炎、肺炎や肺の化膿など、肺の病気によるもの。
- 糖尿病や腎臓と肝臓の不全(肝性昏睡)といった代謝不全。
- リン、ヒ素、セレンといった毒物による中毒。
- 消化管の病気。例えば、食道の異物や腸閉塞(イレウス)、またヘリコバクター・ピロリによる胃感染症、そして食道壁の拡張(食道憩室)など。
- 入れ歯。入れ歯やブリッジに食べ物のカスがよく入り込みます。それを1日放っておくと、口から嫌な独特な臭いを放ちます。
- 薬。ある薬を服用すると、口腔乾燥症(ドライマウス)を引き起こします。抗コリン作動性薬や抗うつ剤などがそのような薬です。唾液は口腔の洗浄を助け、臭いを減らしてくれます。
- タバコ。タバコを吸うと独特の臭いを口から放ちます。タバコを辞めてもこの臭いが数日間続きます。
- 絶食期間。食事を抜いたり、低カロリーの食事を摂ると口臭が発生する原因にもなります。
- 食事。玉ねぎやにんにくといった臭いのある食べ物やアルコール飲料を飲んだ時に口臭が発生します。臭いのもとであるある代謝物質は消化管で吸収され循環器系に行き、粘液や肝臓で代謝されて肺で排出されます。
このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。